内容説明
安倍内閣官房参与が緊急提言！恐れずに、「巨大地震によってこの国が如何にして潰れ得るのか」をイメージせよ！そのために必要な、我が国の「危機管理＝強靱化」における最高峰・最先端の情報がここにある。
目次
まえがき 「巨大地震によって、この国が如何にして潰れるのか」をイメージせよ！
１ 今そこにある危機を再認識せよ！
２ ４５の起こしてはならない最悪の事態
３ どうすれば最悪の事態を起こさないようにできるのか
４ マスコミが作る“空気”を疑え！―最後に国を守るのは国民の意識なのです
あとがき 我が国は、「覚の士」なのか「不覚の士」なのか
著者等紹介
藤井聡［フジイサトシ］
１９６８年奈良県生まれ。京都大学工学部卒業、同大学大学院工学研究科修了後、同大学助手、助教授、東京工業大学助教授、教授を経て、京都大学大学院教授ならびに同大学レジリエンス研究ユニット長。専門は国土計画・経済政策等の公共政策に関する実践的人文社会科学全般。２０１２年１２月に第２次安倍内閣・内閣官房参与（防災・減災ニューディール政策担当）に任命される。２００３年に土木学会論文賞、２００５年に日本行動計量学会林知己夫賞、２００７年に文部科学大臣表彰・若手科学者賞、２００９年に日本社会心理学会奨励論文賞および日本学術振興会賞などを受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
19
ゴシ太本。東京五輪にも巨大地震を織り込むべき（025頁）。とりわけ外国のVIPとか多くの外客、国民のいのちを守る術がクリアでなければいけない。首都直下型地震で東京は壊滅的ダメージ。大量の死者とコンビナートが破壊されるかもしれない（028頁）。農林業の衰退は、食料安保を不能にし、国土荒廃、脆弱化をもたらす（114頁）。都市だけの問題ではない。１１６－７頁に４５の起してはならない最悪の事態がリスト化されている。 2014/07/12
Riopapa
9
最近、あまり国土強靭化という言葉を聞かなくなった気がするが、順調に進んでいるんだろうか。自分も東日本大震災から５年が経ち、正常性にバイアスに陥ってきている気がする。2016/08/17
Riopapa
4
著者は内閣参与を辞任してしまったが、やはり思うようにいかなかったのだろうか。東日本大震災から８年になるが、被災地の現状を考えると、日本強靭化は間違っていないように思うのだが。2019/03/01
飯田
2
国土強靭化についてざくっと学ぶのにわかりよい本。2014/04/18
緑のたぬき
1
巨大地震に対して国家、各省庁が備えるべき事象が細かく分類されている。対策を練る側の人間が読むと災害対策、方針について概観できるか。著者は災害対策である国家強靭政策を土建バラまきだと批評する新聞社に憤慨しているが、特定業界と癒着してきた政権なので疑われても仕方ないよなあと思った。今でもモリカケが闇の中だし。2020/04/08
