内容説明
NICU(新生児特定集中治療室)の取材をはじめた著者が出会った、生後5カ月のちいさな命。身体にたくさんの障害をかかえ、家族は、もう治療法がないことを告げられる。NICUのベッドは、いつも満床。助けられる命も、受け入れられないことも多い。大事なベッドはリレーのように、新生児の命をつないでいる。そのNICUの一角。絶望と希望が交錯するなかで、家族が悩み、感じ、そして選んだこと―。ちいさなちいさな命を看取るまでの、ある家族の物語。
目次
第1部 命のベッド、命のリレー(誕生;願い;限界;取材(NICUへ)
苦悩
無謀
出会い
依頼
昏睡)
第2部 やりすぎの医療でもなく、やらなさすぎの医療でもなく(ベッドのリレー、その後;NICUを出た、その先;小児の「看取り」をめぐって)
著者等紹介
川畑恵美子[カワバタエミコ]
1976年東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、東京放送(TBS)入社。社会部、『NEWS23』などを経て、現在『報道特集』担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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