内容説明
甲子園春夏連覇…指導者として最高の栄誉を得るだけにとどまらず、興南学園理事長、興南中学・高校の校長としても成功を収めた“極意”とは?我喜屋監督が実践し、人生の支えとしてきた“七つの力”を紹介。
目次
第1章 根っこを張る力
第2章 挑戦し続ける力
第3章 嫌われることを恐れぬ力
第4章 自分で「道」を見つける力
第5章 「今」を生きる力
第6章 人を動かす力
第7章 感謝する力
著者等紹介
我喜屋優[ガキヤマサル]
1950年生まれ。沖縄本土復帰前の’68年、夏の甲子園大会に興南高野球部主将、中堅手として出場し、ベスト4に。卒業後、大昭和製紙富士に入部し、その後、大昭和製紙北海道へ移籍。’74年、第45回都市対抗野球大会で優勝。’89年、大昭和製紙北海道野球部監督に。’07年春、興南高野球部監督に就任。同年夏、24年ぶりに甲子園出場。その後、’09年の春の大会から春夏ともに2年連続出場し、’10年春夏連覇を果たす。’10年7月より学校法人興南学園の理事長、’11年4月より興南中学・高校の校長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
serori
3
一気に読みました.「希望に満ちた明るい未来という名の美しい花を咲かせるため」に書かれた本です.教育職に就いているためか,自分のあり方を考えさせられました.やはり,社会に通用する大人に育てるために,というぶれない軸があれば,たとえ一時的に嫌われる立場になったとしても,学生にとっては必ずプラスになるという信念が必要だと思いました.人気がある教師と,人望がある教師は違うという文がありましたが,私も賛成です. 人気取りになるのではなく,将来のその人のために時には厳しく学生と接しようと決意を新たにしました.2012/08/18
Shingo Kurosawa
3
以前にも著書を読んだことがあるのだが、教育というモノはこういうモノだよな、と感じさせられる。ここまでやり切る教育者は現代に残っているのだろうかと考えさせられた。幼少期にいろいろな経験をしていることはとても重要なことで、ハングリー精神が乏しい現代の若者にも、こういう人たちが手を差し伸べてくれれば、大きく変わるんだろうと感がながら読んでいた。2012/07/28
ホケンタイイク246
1
口だけでなく率先垂範できる大人であるからこそ説得力が出る。そして、自称「日本一のしつこさ」があるから伝えることができる。自分の何が足りてないかが書いてある本。2012/12/27
2525
1
「社会に通用する人間を育てる」という信念のもと、しつこく子どもたちを指導されてきたという我喜屋監督。ただ野球がうまくなるように指導しているのではない、我喜屋監督の大局観がひしひしと伝わってきました。親としてこういうしつけができるようになりたいです。2012/08/30
あお
0
自分の想定とは全く別の経験を積んできた人だからこそわかること、教えられることがたくさんあり、それでも前を向いて生きていこうとする監督。そんな監督の言葉はあたしの心にいつも響く。自分も頑張らなきゃって思える。甲子園でまた観れるといいな。2013/01/05