英国大使の御庭番―傷ついた日本を桜で癒したい!駐日英国大使館専属庭師の孤軍奮闘25年日記

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334976859
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

英国大使館で25年間、住み込みの専属庭師として広大な庭の管理を行い、英国大使館最後の専属庭師のひとりともなった。日本の中の「イギリス」を守り抜いた男が、日本を癒して回る旅に出る。

目次

第1章 町の植木屋から英国大使館の専属庭師に(新聞で見つけた“英国大使館専属庭師募集”の三行広告;Tシャツにジーンズで乗り込んだ大使館での面接 ほか)
第2章 庭の大改造。苦戦したバラの花壇(サリー・ライト大使夫人の登場;庭の大改造指令 ほか)
第3章 子育てと庭作り(離婚、父親だけの子育てがスタート;必死のアルバイト探し ほか)
第4章 ヘッドガーデナーとしての戦い(大使館全体を管理するヘッドガーデナーに;一大事!プラザ(広場)の大改修 ほか)
第5章 新たな一歩―日本じゅうを桜で元気にしたい(退職の決意;大使館に残した2本の桜 ほか)

著者等紹介

濱野義弘[ハマノヨシヒロ]
1960年3月17日生まれ。東京都杉並区出身。25歳のときに偶然目にした新聞の三行広告がきっかけで駐日英国大使館の専属庭師となる。大使館内で最も大きい大使公邸の庭をひとりで管理したのち、大使館全体の庭の責任者であるヘッドガーデナーとなり、2011年3月まで従事。現在は、桜の植樹活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ちゃちゃ

15
お金をかければ,いい庭になるんじゃない。うん,その通りだね。頭を使うこと,一生懸命取り組む事,人と力を合わせる事。うん,大事。それから,お父さんの働いているところを間近で見られるって幸せな事だと思う。2012/09/16

barabara

6
薔薇が好きなので、話の中のかなりの部分を占めている、バラを中心としたイングリッシュガーデンについて興味深く読んだ。好きなことを生業にして、そしてその才覚で人に喜んでもらえるなんて、なんて実りある人生なんだろう。きちんとバランスが緻密に計算されている日本庭園を要とする植木屋から、植物本来の育ちを重視し、ある意味雑然とみえるナチュラルなイングリッシュガーデンに魅せられていく著者にたいへん感銘した。治外法権の大使館で四苦八苦する苦労は並大抵ではないだろうが、気取りのない著者のライフスタイルは外交に携わる英国人に2013/01/03

honey

5
町の植木屋さんとして働いていた25歳の青年が、「英国大使館住込庭師募集」という新聞広告を見つけた。 Tシャツにジーンズ姿で気軽に面接を受けに行き、その後25年にわたって大使館の御庭番として働いた著者の自伝である。私生活でも苦労されたが、「庭師は年中無休の仕事だ」と言いながら、都会のど真ん中にある「自然の王国」を維持してきた著者に感動する。 2012/08/01

ねこまた

4
おもしろかったです。サクサクと読めます。もっとカラー写真でも良いかな。職場近くに鬱蒼と木がはえてるところがありまして、何かと思ったら英国大使館!気がついたら、すっきりしていて…なんてことがありました。しかし工業高校の機械科卒業してなぜ庭師に?2012/07/07

太鼓

3
ときどき、こういった生き方に惹かれることがあるが、現実逃避だと思って自分の現実にすぐに舞い戻るようにしている。とはいえ、どの職業でも大切なことはそれほど変わらない。彼の仕事に取り組む姿勢は参考にしたいもののひとつです。2015/05/07

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