内容説明
脱税者の手口、動機、心理分析と対峙する調査官の思考、攻略テクニックを集大成した労作。自営業者、資産家、税務職員、税理士、必読。サラリーマンには“確定申告者たちの闇の世界”を知る好機。
目次
第1章 ビックリ仰天の脱税珍事(「裁判長、もう一声!」税脱おばあちゃんが法廷で発した前代未聞の“異議申し立て”;「ああ、万札が空を舞う…」4億円の現ナマも出てきた査察事案 ほか)
第2章 その脱税手口が命取り!(「お互いのヘソクリが白日に」夫唱婦随?でアルバイト収入隠し;「裏契約書は1、2、3で破りましょう」都心一等地の地上げをめぐる不正の手口 ほか)
第3章 調査官vs.脱税者「大攻防戦」(「鉛筆粉をまぶして浮かび上がった不正の証拠」脱税で自宅資金を捻出した整骨院経営者;「4人1組、X方式調査の威力」飲食伝票の細工が暴かれた中華料理屋 ほか)
第4章 脱税か、節税か―税法の抜け穴(「ご祝儀も課税対象か?」自ら墓穴を掘った屋形船船頭の不用意なひと言;「自宅近くで注文したウナギの蒲焼は経費?」接待交際費の過剰計上にご用心 ほか)
第5章 悲喜こもごも…調査官群像(「駆け出し時代の初手柄」奥さんが偶然くれた裏帳簿に観念した「小舞」職人;「36年の税務調査経験を振り返って…」調査官は申告是認の山を築くべし ほか)
著者等紹介
大津學[オオツマナブ]
1948年生まれ。東京都出身。1973年中央大学を卒業後、国税庁に入る。以後15局署で所得、法人、資産税並びに査察部で調査に従事する。2009年定年退職後、税理士開業。左沢思郎のペンネームで作品集がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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