経済を動かす単純な論理

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経済を動かす単純な論理

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334975647
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0033

内容説明

世界経済の動きをとらえることは、難しいことではない。本書にある、2つの「単純な論理」を理解すれば、一見複雑そうにみえる経済の本質が明快になり、自分の頭で思考し、判断できるようになってくる。

目次

第1章 リスクを消滅させる法則(投資リスクを小さくする金融技術;リスク構造が変わる「大数の法則」 ほか)
第2章 証券化の「光」と「影」(証券化とリスク分散;証券をまとめ買いして切り売りする ほか)
第3章 貨幣はバブルである(生活の中のバブル;信じるものは救われる ほか)
第4章 「バブル」をつかまえる論理(世界的な歴史的低金利;世界的な過剰貯蓄 ほか)
第5章 日本のバブルは崩壊していない(地価と株価の崩壊過程;金融緩和と地価バブル ほか)

著者等紹介

櫻川昌哉[サクラガワマサヤ]
1959年福井県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大阪大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得退学後、大阪大学経済学部助手、名古屋市立大学大学院経済学研究科教授を経て、慶應義塾大学経済学部教授、経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Sumiyuki

3
再読。最初は金融の基礎からバブルの説明、そして直近(2009年当時)の経済分析に踏み込む。情報の非対称性から生じる投資家の損失を保護する法律が脆弱な発展途上国では、土地が担保となった。金融制度の効率性が変わらないけども、地価が上昇を続けたため、金融は回るも、いったんバブルがはじけると、非効率な金融制度があらわとなる。バブルの特徴①利子率<成長率のときバブルが発生、②ひとつのバブルの成長率が経済成長率を超えると破裂しやすい、③経済全体のバブルの総和が経済成長と同じ率で成長(バブルの代替)。2022/02/03

ごんた

3
リスクとバブルを知れば経済はだいたいわかる。バブルは金利と成長率の大小関係で起こる、というジャン・ティロールの説など紹介。日本のバブルというと90年ごろの土地バブルばかりを想起しがちだが、実は、現在も国債バブルという形に代替して続いている。

Rieko

1
とても解り易い経済学入門書。「複雑そうに見える物事の本質は単純である」という著者が、解り易く説明してくれます。サブプライムローンが引き金となったアメリカ発金融危機以後に書かれた本であり、その事例も含まれているので面白いです。2012/08/10

Uたロー

1
日本は、土地バブルから国債バブルへとバブルが代替したという著者の主張に感銘を受けた。なるほど日本がそうなら、同じく土地(不動産)バブルが弾けたアメリカも、今後は国債バブルが加熱するのだろうか?2011/12/11

箱入り嫁

1
★世界を支配するキーワードは「リスク」と「バブル」です ★リスクがわかるためには、「大数の法則」を理解すればいい ⇒大数の法則がわかると、「証券化」もぼんやりとみえてきます ★バブルがわかるためには、基本的には利子率と成長率の大小関係で バブルが起きるということを頭に入れておけはいい ⇒そうすれば、バブルを“とらえる”ことができます。あとがきにも惹かれました。2011/05/19

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