典子44歳、いま、伝えたい―「典子は、今」あれから25年

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334975012
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

沈黙破りふたたび羽ばたく。

両腕のないサリドマイド障害児が主人公を演じた映画「典子は、今」は日本中を感動の渦に巻き込み、大ヒットを記録した。あれから25年、その主人公の白井のり子さんはこの春、熊本市役所を退職して講演活動を始めた。
これまで普通の女性として生きたい、自分自身を守りたいとマスコミの取材と一切拒み続けてきたが、これからは「今の、のり子」を知って、元気や勇気を感じてくれる人がいてくれるなら…との思いから、結婚、二児の子育てを経て、現在に至るまでの波瀾万丈の半生と心境を初めて綴った。

【目次】
はじめに
生まれてきた日
幼少期
小学生
思春期
就職
映画「典子は、今」
結婚
子育て
ファミリー
スマイルビー
飲む、食べる
よく尋ねられること
今を大切に生きる
おわりに――夕川泰博(白井のり子事務所代表)

【著者紹介】 白井のり子
一九六二年一月、熊本県熊本市で、両腕を失ったサリドマイド児として生まれる。六六年、「女性自身」の記事がきっかけで、典子ちゃんの存在がマスコミの注目するところとなる。八〇年に熊本市役所に就職。翌八一年、彼女が主演した映画「典子は、今」(松山善三監督)は、当時皇太子だった天皇陛下と美智子様もご覧になるという空前の大ヒットになり、全国から寄せられた手紙は一カ月三万通にものぼり、一躍時の人に。八三年に結婚し、翌年長女、九五年に長男を出産。二〇〇六年三月末に熊本市役所を退職して、新たに白井のり子事務所「スマイルビー」を設立、講演活動をスタートさせた。これまで「普通の女性」として生きたい、自分自身を守りたいと、マスコミの取材を一切、拒み続けてきたが、これからは「今の、のり子」を知って、元気や勇気を感じてくれる人々と出会うため、全国各地を飛び回る。
スマイルビー http://www.smileb.com/

内容説明

両腕のないサリドマイド児として生まれた著者が、結婚、二児の子育てを経て、この春、熊本市役所を退職し、講演活動を開始。沈黙破りふたたび羽ばたく。

目次

生まれてきた日
幼少期
小学生
思春期
就職
映画「典子は、今」
結婚
子育て
ファミリー
スマイルビー
飲む、食べる
よく尋ねられること
今を大切に生きる

著者等紹介

白井のり子[シライノリコ]
1962年1月、熊本県熊本市で、両腕を失ったサリドマイド児として生まれる。66年、「女性自身」の記事がきっかけで、典子ちゃんの存在がマスコミの注目するところとなる。80年に熊本市役所に就職。翌81年、彼女が主演した映画「典子は、今」(松山善三監督)は、当時皇太子だった天皇陛下と美智子様もご覧になるという空前の大ヒットになり、全国から寄せられた手紙は一カ月三万通にものぼり、一躍時の人に。83年に結婚し、翌年長女、95年に長男を出産。2006年3月末に熊本市役所を退職して、新たに白井のり子事務所「スマイルビー」を設立、講演活動をスタートさせた。これまで「普通の女性」として生きたい、自分自身を守りたいと、マスコミの取材を一切、拒み続けてきたが、これからは「今の、のり子」を知って、元気や勇気を感じてくれる人々と出会うため、全国各地を飛び回る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harupon

21
映画「典子は、今」映画館でひとりで続けて2回観ました。当時、入れ替え制ではなかったので席で半ば放心状態?の私はそのまま次の上映も鑑賞しました。典子さんの上肢欠損は 妊娠期の睡眠薬サリドマイド剤の副作用による薬害だったのですね。結婚し二児の母となり、熊本市役所を退職後は事務所設立し講演活動を開始している。2006年発行本。「せっかく授かった命。限られた命。いつもいつも、今を大切に!楽しく生きていきたいのです。」と締めくくられています。私も同感。今も素敵な典子さん。この本読んで良かった。ありがとう。2023/12/28

なにょう

17
上肢欠損障害の著者。文章は理知的でとても読みやすい。★結婚して子どもも生まれたよ。足道式自動車を改造して車の免許も取得できたよ。調べてみると手だけで運転できる車、足だけで運転できる車ってあるんだな。講演活動、なんでもやってみよう。前向きな姿勢、とってもいいなあ。2023/10/14

seeds

13
市民センターで借りた本。 2006年5月発行、1962年生まれ、睡眠薬・サリドマイドによる妊娠期の影響で短い両腕と指で産まれ生後35日で指を切断する。 1981年(昭和56年)映画【典子は、今】上映。空前の大ヒットとなる。当時彼女は19歳で熊本市役所勤務。結婚後は2人の子供をもうけ子育てを終えると講演活動をするため市役所を退職し、事務所スマイルビーを設立。講演を通じて多くの人に勇気を与え続ける。 幼い頃、この映画の映像をどういう形だったか覚えませんが、観た記憶がはっきりとあります。両腕のない女性が↓↓↓2020/03/15

かいゆう

13
バリアフリーなんて言葉も無く、施設も環境整っていなかった30〜40年前。学校で過ごす事や社会に出る事は、やはり大変だったのだなぁと思いました。でも、のり子さんが2児の母となられた事を知って、とても嬉しく思いました。何でもやりたい。今を大切に、楽しく生きていたいというのり子さんのように、私も生き生きしている母親、女性でありたいです。2014/11/03

くろにゃんこ

12
ボンヤリと記憶の片隅に残っている典子さん。2人のお子様を育てつつ、働き、やりたいことを始めるというバイタリティ溢れる生き方が素晴らしい(*^_^*)2013/02/16

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