内容説明
日本人初のメダリスト誕生までの「人生を賭けた」熱きドラマ。
目次
1章 史上初の快挙、銅メダルを生んだスパイク(末続がひと目惚れしたスパイク;すべてはパリの夜から始まった ほか)
2章 カール・ルイスと挑んだ「卵1個分の重さ」のスパイク(カール・ルイスと契約できる!?;スポーツシューズ市場を開拓したアディダス ほか)
3章 ハイテクを駆使して「金メダルを獲るスパイク」を作れ!(社命は、「金メダルを獲得せよ」;サラリーマン9年目の挑戦 ほか)
4章 風のように駆け抜ける末続慎吾のフォームの秘密(高校1年生の末続慎吾に出会う;初めてのスパイク ほか)
5章 末続の身体感覚に合わせた「究極のシルエット」(「とにかく軽くしてほしい」;決して諦められない理由 ほか)
著者等紹介
松井浩[マツイヒロシ]
1960年京都府綾部市生まれ。早稲田大学在学中からフリーライターとして執筆活動を始め、卒業とともに独立。’86年から3年間「週刊文春」記者。スポーツ雑誌で連載を始めたことをきっかけにスポーツライターとなる
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感想・レビュー
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牛乳MAN
1
人類の限界に挑み続ける陸上競技短距離走は選手自身の能力の向上のみならず、技術者らも含めた多くの人たちの努力の結晶であるということがわかる。選手のスパイクにも注目したい。2011/10/14
オカピー
0
誰よりも早く走りたいのは、陸上競技選手の願いであろう。その裏で支える、靴作りのスペシャリストの物語。アシックス時代の「三村」さんの物語も読んだことがあるが、靴を提供している選手が活躍すると、選手と同じように喜んだり、はたまた結果が出なかった時には悔しい思いをしたり・・・・自分は走らないけれどわが身のことのように感じ振る舞う。そんな裏方さんの苦労もあって、選手は強くなるのであろう。2012/09/08