内容説明
1990年、卵巣、子宮の全摘手術を受け、そのとき転移しやすいムチン細胞であることが判明した。以後、14年にわたる闘病を強いられる。同年、横隔膜と、肝臓の一部を摘出。翌々年には脾臓の全摘、続いて小腸の一部摘出など転移は止むことを知らない。その間、30回以上の抗がん剤治療の副作用に苦しむ。言語を絶する壮絶な手術、副作用にどう対処してきたのか。家族の愛に支えられて、その都度、一条の光を求め、常に前向きであろうとする著者。家族愛に支えられて明るく生きる壮絶手記。
目次
聖夜を前に
発病
闘病の始まり
抗がん剤治療
葛藤の日々
神さまのプレゼント
死線を越えて
ストマとの闘い
生かされて
ボランティアの日々
再出発
夫と共に
著者等紹介
植松文江[ウエマツフミエ]
1937年、小松房三、俊子の次女として東京に生まれる。東洋英和女学院短大卒。18才のとき、プロテスタント高輪教会にて洗礼を受ける。青山学院大学英米文学科に編入、卒業後、横浜および足利YMCA英語学校講師。1964年、植松義和(慶応大卒・外科医師)と結婚。一女、二男の母となる。1990年発病。以後、14年間闘病生活。趣味は読書、音楽鑑賞、コーラス、美術鑑賞など。ボランティア活動にも加わる
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