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内容説明
憤怒の独居房325日間!これが検察の組織的な公金横領の手口だ。
目次
前代未聞の口封じ逮捕
私の経歴
検察「裏ガネ作り」の実態
告発を決意した理由
クロをシロにした検察の大罪
異常な取り調べ
検察側の裁判戦術
初公判での闘い
幻の犯罪事実
私の「不徳の致すところ」
マスコミは正義の味方か
独居房で迎えた正月
暴かれた「謀略」の構図
崩れた検察側のシナリオ
「三井手記」の背景
著者等紹介
三井環[ミツイタマキ]
1944年、愛媛県生まれ。中央大学法学部卒。’72年4月検事に任官し、京都、福岡、神戸、鹿児島、大阪各地検検事を経て、’88年4月に高知地検次席検事に。以後、高松地検次席検事、大阪高検検事、名古屋高検総務部長などを経て、’99年7月から、大阪高検公安部長。’02年4月22日、検察の裏ガネ作りの実態を実名告発する直前に検察に逮捕され、’03年3月15日保釈
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すしな
38
081-24.検察の裏金を告発した著者の三井さんは、若干クセの強さが感じられましたが、それでもある程度根拠のある告発にマスコミが動かなかったということに、検察が不正を行ったことよりも残念な気持ちになりました。マスコミは本来、権力を監視し、国民に正確な情報を提供するために特権を得ているわけですけど、こういう時こそ鋭く切り込んで真相を明らかにして欲しかったなと思いました。特に検察のようにマスコミのチェック以外に抑止力がない組織には、そのシステムの欠陥も含めて世間に知らしめるという気概を持って欲しいですね。2024/09/06
k2jp
0
落合博実氏の解説がよくまとまっている。著者は検察「社内政治」の不満解消に(うかつにも現役検事という立場のまま)マスコミの力を「利用」しようと画策した。検察幹部は裏金工作を認める決断ができぬまま、焦って部下を「微罪」で逮捕、懲戒免職処分にした。結局、双方引っ込みがつかなくなってお互い恥を晒す羽目になった...というのが真相か2012/07/01
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