内容説明
可憐に、猥雑に…。ビリビリ痺れる抱腹・激辛エッセイ。
目次
歌舞伎町は居心地がええ
わしが平伏する人たち
ホーチミンに行ってきた
恐怖の業界誌!?『噂の真相』
歌舞伎町の闇にベトナムを見る
「シベ超3」奇跡の映画なのだ
メールの芳香と甘味に酔う
何より欲しいもの…
ユートピアで地獄
婦人公論文芸賞、受賞!
寂しい気持ちになる病
授賞式の夜、そして
著者等紹介
岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年岡山県生まれ。少女小説家としてデビュー後、’99年『ぼっけえ、きょうてえ』で日本ホラー小説大賞を受賞。翌年、作品集『ぼっけえ、きょうてえ』で山本周五郎賞を受賞。’02年には『チャイ・コイ』で婦人公論文芸賞、『自由恋愛』で島清恋愛文学賞をそれぞれ受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラルル
28
明るい文章とは裏腹に、読めば読む程彼女の寂しさがジワジワと伝わってきます。人より少しだけ強い性欲と文字を書き続けたい衝動は、彼女の腹の底に居座る寂しさを消し去る「家庭」とは対局にあるんでしょうね。平和な家庭ではなく、文字と欲望をとれば寂しさもついて来ると知っていたけどそちらを選んだ。でもやっぱり寂しい寂しい(寂しくないと言い聞かせるけど)寂しい、そんな思いが凄く出ていました2017/01/24
takaC
14
イワイさん、シケベなシト…2010/12/22
myunclek
8
何でもありのしびれフグ日記。強烈で破れかぶれな女性作家っているもんなんだ。それなりの苦労の末にたどり着いた作家稼業。登場する実在の関係者も、ぶっ飛んだ人生送られてますな。どうか残りの人生、お幸せに^ - ^2018/11/25
桑畑みの吉
3
2002年1月~12月迄の岩井先生38歳時の日記。日記の3分の1位は当時惚れていた年下ベトナム人男性への想いを綴った内容となって入る。残りの大部分もお気に入り編集者や作家との交流がバラエティー番組で見る先生のイメージ通りに面白可笑しく語られる。ベトナム人男性との恋愛の件なんか本当読んでいて退屈だが、ご自身を無頼派作家と称しつつも時々文章が恋する乙女っぽくなるのはご愛敬かもしれない。最後の方に本書に頻繁に登場する編集者との電撃結婚を告白しているが何故か現在の経歴から一切抹消されている。2020/12/07
にっし〜
2
ずーっと同じような話の繰り返しに感じてしまいました。結局記憶に残ったことは『シケベなシト』2011/04/12