一滴の力水―同じ時代を生きて

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334972561
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

原子力発電所のこと、沖縄のこと、政界のこと。ふたりは通底する考えを持っていた心友なので、「同病相憐れむ」以上のものがにじみ出ていることに気づかれよう。満州事変、真珠湾攻撃、敗戦、飢餓、嘗めたものは同じ空気である。―水上。たまたま生をともにしたというだけではない、同じ時代を生きてきた実感があった。―不破。

目次

1 出会いから「心友」へ
2 文学と時代―若く、また幼かった日々に
3 戦争のとき、敗戦のとき
4 水上文学―弱者の視点
5 東京―ふたりの航跡の交わり
6 古都・京都への想い
7 若狭―水上文学の原点
8 信州・北御牧山房と丹沢・青根山荘から
9 若狭と原発と東海村
10 日本と世界、これからのこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さざなみ

1
不破哲三作「私の南アルプス」という美しい表紙の本を10数年前に読んだ記憶があるが、両者が心筋梗塞を経験した共通点から始まるこの対談をまとめた本を偶然図書館で見つけ、一晩で読んでしまった。 同じ時代を生きて との副題から興味ある話に満ち溢れ久しぶりに違った雰囲気の読書を楽しんだ一夜であった。 福島の原発事故、コンピュータ等現在に警鐘を呼びかけている点にも感動した。2015/04/26

sumjin

0
1919年生の水上氏、1930年生の不破氏。10年離れているが、敗戦、戦後の混乱、高度成長からバブルの崩壊、平成の時代へと、かたや庶民・貧しい人々の目線で社会派小説作家として、かたや日本共産党初代書記局長から委員長と政治の最前線で生き抜いてきた二人の"地下茎でつながる"対談。水上文学の原点、原発、日本と世界の今後、味わい深い、我々の指針となる会話の数々。2012/03/16

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