出版社内容情報
ジェフ・イメルト[イメルト ジェフ]
著・文・その他
長谷川圭[ハセガワ ケイ]
翻訳
内容説明
危機の時代を乗り越えた強力なリーダーの回顧録。ゼネラル・エレクトリック(GE)の元CEOが9.11同時多発テロ事件の直前から2008~’09年の金融危機による経済の壊滅、そしてその後のグローバル化する世界でGEを率いた際に学んだ教訓を書き綴る。本書において、イメルトは厳しく率直に、自分のCEOとしての在任期間(16年間)に疑問を投げかけ、最も誇りに思う瞬間から最大の失策にいたるまですべてを詳細に検証する。そして、リーダーにとって最も重要な要素は決断力だと結論づける。「何」をすべきかを知ることよりも、「いつ」それをすべきかを知るほうがはるかに難しいと説き、明確なコミュニケーションを保ちながら忍耐強く続けることで、完璧とはいかなくても前進することは可能だと語る。それでもCEOは批判を逃れることはできないが、イメルトは自分のチームを、そしてチームとともに達成しようとするゴールを信じることで、最悪の状況を乗り越えてきた。ビジネスの世界が未曽有の混乱に巻き込まれている今の時代にこそ本書は必要であり、不確かな時代に決断力を発揮しなければならないリーダーたちにとって、権威のある貴重な道標になるだろう。
目次
リーダー登場
リーダーは学びつづける
リーダーは成長に投資する
リーダーはシステムを考える
危機を耐え抜くリーダー
大企業を小さくする
世界で競うリーダー
複雑さに取り組むリーダー
問題を解決するのがリーダー
リーダーの透明性
リーダーの責任
リーダーは楽観的
著者等紹介
イメルト,ジェフ[イメルト,ジェフ] [Immelt,Jeff]
GE(ゼネラル・エレクトリック)の第9代会長であり、16年にわたってCEOとして活躍。『バロンズ』の「世界最高のCEO」に3度選ばれる。イメルトがCEOだった期間に、GEは『フォーチュン』からは「アメリカで最も称賛される企業」に、そして『バロンズ』と『フィナンシャル・タイムズ』が行った調査では「世界で最も尊敬される企業」の1つに選ばれた。イメルトは15の名誉学位に加え、ビジネスリーダーシップに関する数々の表彰を受け、オバマ政権では雇用および競争力に関する大統領諮問委員会の委員長を務めた。アメリカ芸術科学アカデミーのメンバーであり、スタンフォード大学経営大学院では講師も勤める。ダートマス大学で応用数学の学士号を、ハーバード大学でMBAを取得。妻と1人の娘がいる
長谷川圭[ハセガワケイ]
英語・ドイツ語翻訳者。高知大学人文学部卒。ドイツ・イエナ大学大学院修士課程修了(専攻はドイツ語・英語の文法理論)。同大学講師を経て、現在は翻訳者・日本語教師。イエナ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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