ボマーマフィアと東京大空襲―精密爆撃の理想はなぜ潰えたか

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ボマーマフィアと東京大空襲―精密爆撃の理想はなぜ潰えたか

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  • サイズ 46判/ページ数 225p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334962555
  • NDC分類 396.8
  • Cコード C0020

出版社内容情報

航空機に戦争の未来を夢想した「ボマーマフィア」こと米陸軍航空隊戦術学校のリーダーたち。殺戮の裏側を描くノンフィクション。

内容説明

1945年1月、アメリカ陸軍航空軍の対日爆撃司令官ヘイウッド・ハンセルが解任され、後任にカーティス・ルメイが就いた。ルメイは後に同年3月の東京大空襲を含む日本全土への大規模な空爆の指揮を執る。この瞬間に立ち戻り、著者は一晩で10万人以上の命を奪った東京大空襲に至る様々な要因を検証する。精密爆撃を可能にする照準器を発明したオランダ人の天才。ドイツの都市を爆撃したイギリスの司令官。焼夷弾に使われたナパームを生み出したハーバード大学の化学者。そして航空機に戦争の未来を夢想した「ボマー(爆撃機)マフィア」こと米陸軍航空隊戦術学校のリーダーたち―それぞれの思惑を通して空前の殺戮の裏側を描くノンフィクション。

目次

序章 「これではだめだ。君を解任する」
第1部 夢(「ノルデン氏は工場で過ごすことを好んだ」;「慣習にとらわれずに前進する」;「彼は人間らしい共感の絆に欠けていました」;「まごうかたなき信奉者」;「ハンセル将軍は呆然としていた」)
第2部 誘惑(「そんなの自殺行為よ、みなさん、自殺行為」;「もしあなたがわたしの前にひざまずくなら、これを全部あなたのものにしてあげましょう」;「すべてが灰になった。あれも、それも、何もかもが」;「即興的破壊」)
結論 「エアハウスがいきなり、パッとなくなる」

著者等紹介

グラッドウェル,マルコム[グラッドウェル,マルコム] [Gladwell,Malcolm]
国際的ベストセラーがあるノンフィクション作家・ジャーナリスト。イギリスに生まれ、カナダ・オンタリオ州で育ち、現在ニューヨーク在住。トロント大学卒業。ワシントン・ポスト紙の記者等を経て、1996年よりニューヨーカー誌のスタッフライターとなる。タイム誌の「もっとも影響力のある100人」に選出されるなど、世界的に高く評価されている。共同設立したオーディオブック・ポッドキャスト制作会社プーシキン・インダストリーズの代表を務める

櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒業。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

47
読み終わって混乱している。彼の他の著書同様、事実や状況が丁寧に整理され、わかりやすく説明されているが、同時に著者の戸惑いが伝わってくる。なぜ、私はこの恐ろしい戦争犯罪をしらなかったんだ?という素直な驚きが、彼を戦災資料センターに向かわせる。そして、さらに驚く。日米政府が忘れさせようとしているこの空襲を記念する資料館が私費で作られていることに…。著者の戸惑いは私の戸惑いでもあり、読みながら強い既視感を覚えた。友人・エイドリアン・フランシスの作品についても記述があります。2023/02/21

読書熊

4
米国側が東京大空襲を実行した経緯が描かれる。読めて良かった2022/06/24

駒場

4
"マシな戦争"(そんなもんあるか?)を夢見て「高高度から漬物樽を爆撃する」精密爆撃を追求するボマーマフィアの一員・ハンセルと、戦争を終結させるためなら「夜間低高度ナパーム弾爆撃で民間人を殺し尽くす」ことを厭わないカーティス・ルメイ(なんと日本から勲一等旭日大綬章をもらっている!)。欧州の雲と日本上空のジェット気流に敗北したハンセルは退き、ルメイがたった6時間で東京を壊滅させることになる、その歴史に超迫力ある筆致で迫る……日本じゃ原爆に隠れがちな大虐殺の裏を描く、恐怖の胸糞プロジェクトXである。オススメ2022/06/19

まころん

2
マルコムグラッドウェルは好きな作家なので期待して借りて来たけど最初方向性が分からず積読してた。「自分にとって大切なテーマであるほどそれを伝える物語を見つけるのが難しい」らしい。〜信念が現実の壁にはばまれたとき何が起こるか。ナパーム弾と精密投下装置の失敗の不幸な出会い〜「これは戦争の物語ではなく戦争を舞台とした物語だ」2022/12/21

Hideo

2
戦史にはある程度興味はあったものの、米軍側から見た東京大空襲に至る経緯など教科書では学ばないし、まして米軍側から見たヒマラヤ越えやマリアナ諸島からの「高空・ピンポイント爆撃」に拘った司令官が居たが更迭された事実などおよそ学ばない事実が詳細に記述されており興味深い。偶然にも近所にあるという戦災・空襲資料館、、、必ず行く。2022/07/06

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