この指がISから街を守った―クルド人スナイパーの手記

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この指がISから街を守った―クルド人スナイパーの手記

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  • サイズ 46判/ページ数 316p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334962357
  • NDC分類 936
  • Cコード C0098

出版社内容情報

内戦に乗じてイスラム国に占拠されたシリアで、スナイパーとして10

内容説明

12000のジハード戦士に対する2000の志願兵。自由のためには戦うしかない。しかし、殺すことに慣れれば彼らと同じ。理性と狂気の間で狙撃手が見た死闘と解放。

目次

最後の戦い―ロジャパ南部サリン市外‐二〇一五年四月
五人の精鋭―コバニ‐二〇一三年十二月~二〇一五年四月
抵抗の戦線へ―コバニ‐二〇一四年九月~十月
カリスマ的指導者の思想―イギリス、スウェーデン‐二〇〇四年~二〇一三年ロジャパ‐二〇一三年九月~十二月
ロング・ショット―カーミシュリ‐二〇一三年十二月~二〇一四年六月
敵陣侵入作戦―コバニ‐二〇一四年十月
自由への旅のはじまり―サルダシュト‐一九八三年~一九九七年
スナイパー適性テスト―コバニ‐二〇一四年十月
少年のジハード戦士―コバニ‐二〇一四年十月
イラン軍からの脱走―マハーバード‐二〇〇二年
連続カミカゼ―コバニ‐二〇一四年十一月
有志連合の空爆―コバニ‐二〇一四年十一月年
トレーラーでの密入国―イランからヨーロッパへ‐二〇〇三年~二〇〇四年
戦場の魅惑的な一瞬―‐二〇一四年十一月~十二月
世界が目撃した戦い―コバニ‐二〇十四年十二月
異国で気づいた自由の意味―リーズ‐二〇〇四年~二〇一一年
解放とその後の戦い―コバニ‐二〇一四年十二月~二〇一五年一月
指揮官が死んだ誇り高き丘―コバニ市外‐二〇一五年一月~二月
ユーフラテスに至る最後の要衝―コバニ南西‐二〇一五年三月
生命の泉―ユーフラテス川付近‐二〇一五年三月~四月
生き残りの報い―コバニ‐二〇一五年四月~五月
リーダーの墓―コバニ‐二〇一五年五月~六月
戦闘中毒―コバニ‐二〇一五年七月~二〇一六年四月
戦友の母―シレーマニー、フランクフルト、ブリュッセル、リーズ‐二〇一六年~二〇一八年

著者等紹介

クディ,アザド[クディ,アザド] [Cudi,Azad]
1983年生まれ。クルド人の背景を持つイギリス人。東クルディスタン(イラン北部)で生まれ育つ。19歳の時、イラン軍に徴集されるも脱走し、イギリスへ亡命。2011年のシリア内戦勃発を機に、クルド語放送のジャーナリストとして働くためにスウェーデンへ移る。その後、ISが故郷に侵攻を始めると、自らもクルド人民防衛隊に加わり、スナイパーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スー

20
46ISの進撃を食い止め敗走させたコバニ包囲戦、コバニを守るために多くのクルド人が志願した人達の中に筆者もいた。クルド人部隊には女性部隊と男性部隊がありこの部隊二千名がIS一万二千名と戦った。筆者は五人の精鋭スナイパー隊に属し合計で千八百人を倒したと言われる。コバニはスターリングラードと云われるほどで破壊された家にそれぞれが布陣し陣地の奪い合いとなる。休む事もできず長時間ストレスにさらされ極限状態で戦い続けた兵士達がどうなるかが分かりました。戦後は墓地や自分が戦った場所を巡るのがリハビリのように感じた2021/03/27

スプリント

6
戦争が国家間ではなく、民族間で行われていることが強く実感できました。2020/03/28

ジュライ

1
口絵のカラー写真で微笑む、そのへんのマクドナルドのレジに並んでてもおかしくないような、穏やかな表情に見える仲間たち。でも実際は、人数でも装備でも圧倒的に勝るIS相手に信じられないほどの勇気と高邁な精神をもって(性別問わず)血みどろの戦いをし、彼らの大半はすでにISに殺されている。日本ではそんなこともほとんど知らなくても変わらずに生きていけるけど、それは日本が自由だから?「イギリスでは、ある日目を覚まして、作家になろうと決意するのもまったく普通のことなのだ。これが自由ということなのだろう。」2021/08/15

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