超・階級―グローバル・パワー・エリートの実態

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  • サイズ B6判/ページ数 581p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334962074
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0098

内容説明

いま初めて明かされる“権力共同体”の内幕!世界はこの6000人に支配されている!!

目次

序章 パワー・エリートたちの散歩道
第1章 それぞれが百万人に一人の逸材―スーパークラスに会ってみる
第2章 不平等な世界―不平等、反発、新しい秩序
第3章 歴史の教訓―エリートの興亡
第4章 多国籍化の時代―金融と経済がすべての中心になったとき
第5章 世界主義者vs.国家主義者―新世紀に向けての政治的争点
第6章 非対称の時代―巨人の衰退と影の軍団の隆盛
第7章 情報スーパークラス:知識の力
第8章 スーパークラスのメンバーになる方法―成功の神話、現実、精神病理学
第9章 スーパークラスの未来―われわれにとっての意味

著者等紹介

ロスコフ,デヴィッド[ロスコフ,デヴィッド][Rothkopf,David]
米コロンビア大学ジャーナリズム大学院を卒業後、インターナショナル・メディア・パートナーズを設立・経営。新興国市場関係の新聞・雑誌の発行に携わる。その後、アメリカ商務省の国際貿易担当副次官としてクリントン政権に参加。公職を退いた後、キッシンジャー・アソシエーツの取締役を経て、国際問題に関する情報コンサルタント会社インテリブリッジを設立。同社売却後に書いた前著『Running the World:The Inside Story of the National Security Council And the Architects of American Power』は各方面で高い評価を得た。現在は国際コンサルタント会社ガーテン・ロスコフ社の社長兼CEOのほか、カーネギー国際平和財団客員研究員、コロンビア大学国際公共政策大学院講師などを務める。国際問題および新興国市場の専門家としてニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、フィナンシャル・タイムズ、フォーリン・アフェアーズなど、主要な新聞・雑誌に多数寄稿している

河野純治[コウノジュンジ]
1962年生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もくたつ(目標達成)

6
世界は限られたスーパークラスの人々にコントロールされている。貧困層に力を与える政策は実現されず、スーパークラスの権限と地位を強固にしまた拡大する政策が次々と実現されている。世界を良くしようという取組はなかなか成果を上げない。それは往々にして、スーパークラスの既得利益を侵害するからだ。読んでいて、何よりも著者のこのテーマへの関心の強さが伝わってきた。2019/04/07

鬼山とんぼ

4
コンサルタント屋さんが纏めた「有名で世界に影響力を発揮できる人々」を単純に腑分けする程度の本と思って手にしたが大間違いで、それを振り出しにして現代の権力機構や企業の意思決定メカニズムを精密に解説した、立派な本でした。米国の経営史、政治史を正しく理解するために不可欠なポイントも突いているほか、インターネットによる情報操作などによるテロ活動によって、従来型の軍備が無意味になるという「ハエとライオン」の例えも秀逸。日本人が知らない名前が羅列されていて読むのには難渋したが、時間をかけて読む価値はあったと思います。2019/01/06

hiyu

4
何とか読了といったところ。主張するところは理解できなくはないのだが、自分には話が大きすぎてピンと来なかった。2017/02/16

壱萬参仟縁

4
ただ者ではないとてつもない、一握りの権力者たち。例えば、百万人に一人というケース。まさしく逸材がスーパークラスの一員の資格があるのだろう。多国籍な活動をしている彼らは、どのような社会をつくりたいのだろうか。途上国数か国分のGDPに匹敵する富を所有しているケースもある。国連ミレニアム計画では2015年に貧困人口半減という目標があった。これは、絶対的貧困層の10億人、つまり、1日1ドル未満の人を5億人に、1日2ドルの人を15億人にするということだったはずである。困った事だと思う。富の再分配をお願いしたい。2012/11/16

いかちょー

3
ひと握りの(パワー)エリートによって世界の方向付けが決定されているので、何とかしなければならないという主旨。「スーパークラス」がどのようなものかわかっていれば、第9章を読むだけでよい。著者の言葉の裏には「このままではアメリカによる支配が終わってしまうので指をくわえて見ているわけにはいかない」という考え方があるように思えてならない。インターネットの影響を過小評価しているようだ。瑣末な枝話のせいで、非常に読みづらかった。2010/11/17

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