内容説明
臓器、ミサイル、麻薬から、絶滅危惧種の動物や人身売買まで年間数千億円もの金が動く“闇の流通経済”の実態。
目次
犯罪のグローバル化―二十一世紀の政治経済が生んだ新しい違法取引
密輸―国境を越える犯罪者たちが世界を変える
兵器―流通する小火器と流出する核
麻薬―ヤクほどすてきな商売はない
人身売買―なぜ奴隷制度は、二十一世紀に活況を呈しているのか
コピー商品―盗難知財の国際取引
マネーロンダリング―金の洗濯屋たち
隙間(ニッチ)市場―オランウータン、人間の腎臓、廃棄物、ファン・ゴッホの共通点とは?
政府の敗北―“ローン・レンジャー”は国境を越えられない
民間の小さな勝利―市民の犯罪者に対する“局地戦”は徒労なのか
敗北の検証―“違法取引業者の天国”を許した原因とは
私たちは、いま何をすべきか―違法取引撲滅への処方箋
未来へ―目前にある違法取引に包囲された世界
著者等紹介
ナイム,モイセス[ナイム,モイセス][Naim,Mois´es]
カーネギー国際平和財団が発行する有力な外交問題専門誌「フォーリン・ポリシー」編集長。2003年、全米雑誌賞総合優秀賞を獲得した。マサチューセッツ工科大学で理学修士号と博士号を取得、ヴェネズエラの産業貿易相や世界銀行の理事を務めた
河野純治[コウノジュンジ]
1962年生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 環境会計導入の実務