内容説明
わずか1パーセントの人間が豊かになるために、残りの人間が尊厳を失っていく。アメリカに支配された世界に未来はあるのか。世界の論客たちを震撼させた気鋭の女性学者、衝撃のデビュー作。
目次
第1部 グローバル化の経済的帰結(ルビーと稲田―東南アジア経済を支配する華人;混血の大陸―ラテンアメリカの「白人」の富 ほか)
第2部 グローバル化の政治的帰結(市場経済に対する反動―少数民族を標的とした財産没収と国営化;民主主義に対する反動―縁故資本主義と少数民族による支配 ほか)
第3部 民族主義と欧米諸国(欧米の自由市場民主主義の暗部―アメリカ南部の黒人差別とホロコースト;揺れる中東―中東地域の経済支配的少数民族であるイスラエルのユダヤ人 ほか)
著者等紹介
チュア,エイミー[チュア,エイミー][Chua,Amy]
イェール大学ロースクール教授。中国系アメリカ人。グローバル化が世界各地の政府、ビジネス、学界に及ぼす影響が研究テーマ。コネチカット州ニューヘブン在住
久保恵美子[クボエミコ]
翻訳家。東京大学経済学部卒。ノンフィクションの翻訳や実務翻訳をおもに手がける
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