内容説明
姦臣の悪企みに父を斬殺され、ただひとり伍子胥は祖国の楚を追われる。楚の平王を討つべく、彼は呉に走り、ここから復讐が復讐をよぶドラマが始まる。―“呉越同舟”“臥薪嘗胆”などの有名な陣訓が生まれる。ビジネスマンへの箴言長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ももんが
1
上巻ともに面白かった。孫武についても兵法についても面白かったけど、春秋時代そのもの、また、中国の歴史自体に非常に関心を持ちました。続けてその方面の本を読みあさりたいと思います。2012/10/07
紫暗
0
下巻になって少し孫子の出番が増えたものの、それでも伍子胥の存在感が大きく、物語としても孫子の話とは思えませんでした。最終的に浜子の話にまでなってしまう辺り、孫子の存在感が薄すぎです。兵法が物語の中に組み込まれている点は斬新かもしれませんが、それも指折り数えるほどしかなく、兵法自体は兵法書を読まないと全く頭に入らない感じでした。伍子胥の物語としてはそこそこだと思いますが、だったら伍子胥の話を読んだ方がいいというのが率直な感想です。2011/10/23
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