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出版社内容情報
1981年と1996年に刊行された『トキワ荘青春日記』。『まんが道』『愛...しりそめし頃に...』を挿絵に用い、新装復刊。
内容説明
伝説の名著が『まんが道』を挿絵に新装復刊!「四畳半…いつも近くに仲間がいた…」ひとりの漫画家青年の、夢と希望、不安と苦しみ、そして、仲間たちとの温かな交流をつづった日記文学が、時代を超えて胸に迫る!
著者等紹介
藤子不二雄A[フジコフジオA]
本名・安孫子素雄。富山県生まれ。高岡市の中学時代から藤本弘(藤子・F・不二雄)と漫画の合作を始め、1951年『天使の玉ちゃん』でデビュー。藤子不二雄のペンネームで多数の作品を発表する。その後、1987年にコンビを解消すると、藤子不二雄Aとして活動。2014年には『まんが道』『愛…しりそめし頃に…』で手塚治虫文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
21
藤子不二雄Aによる上京からの5年間強の日記。手塚治虫が退去した部屋に入るトキワ荘入居あたりの『まんが道』でも描かれているエピソードもあり。お金が、お金が。。と、書いてはあるものの、上京から漫画のみで生活出来ているのは凄いですが、〆切まで4日の発注とか仕事の感覚が違うんだろうな。。2022/12/07
hitotak
10
富山から上京し、トキワ荘で暮らした6年間の日記をまとめたもの。『まんが道』でも描かれていた恐怖の原稿落とし事件とその後ホサれて出版社から依頼がこなくなったことも記されているが、それほど深刻に悩んでいる風でもないのは二人組ならではの安心感だろうか。お金がないと随所で嘆いているが、映画鑑賞、読書、野球にハイキングなど仕事の合間に精力的に活動しているのも感心する。森安氏を中心に、他のまんが家たちのエピソードも豊富。『まんが道』他から日記に沿ったマンガのコマ、ページが挿絵として掲載されているのが嬉しい。2022/09/04
アメヲトコ
9
22年6月刊。A先生が亡くなられ、81年刊行の日記が復刊されました。内容は昭和29年(20歳)から35年までのトキワ荘時代の日記の抜粋で、挿絵としてまんが道のコマが付されます。子供の頃の私に締切を守ることの大切さを教えてくれた大量原稿落とし事件、改めて日記で読むとこちらまで胃がキリキリします。それでも文体には独特のユーモアがあり、にんげんだものとつぶやきたくもなり。森安なおや氏のキャラクターがまた立ちまくっています。2022/06/27
yujiru2001
4
こうして、ぼくらは同じ夢を抱く仲間たちと、あのトキワ荘へ集結した! 彼らとの出会いが、ぼくたちを勇気づけた!2024/01/13
葵堂
3
A先生のトキワ荘時代の日記をもとにした本。 私的な文章だからこその生々しい表現が連発。2023/06/03