出版社内容情報
スタンフォード大学は、教育学の分野で世界の最先端を走っている。全米の大学進学校1位に押し上げた著者が最先端の勉強法を紹介。
内容説明
記憶力・読解力・集中力・メンタルが劇的に変化!リトリーバル、メタ認知、社会脳、ワーキングメモリ。全米トップ校を率いる世界の教育リーダーが、脳科学に基づいた「使える勉強法」を公開!
目次
1時間目 「学び脳」作りのために知るべきこと
2時間目 ワーキングメモリを最大限に活かす方法
3時間目 最新&最強の記憶学習
4時間目 「メタ認知」の覚醒テクニック
5時間目 「社会脳」で差をつける勉強法
6時間目 「学び」を続けるためのメンタル強化術
著者等紹介
星友啓[ホシトモヒロ]
スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長/哲学博士/EdTechコンサルタント。1977年東京生まれ。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。その後渡米し、Texas A&M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士を修了。同大学哲学部の講師として教鞭をとりながらオンラインハイスクールのスタートアップに参加。2016年より校長に就任。現職の傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、米国、アジアに向けて教育及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。全米や世界各地で教育に関する講演を多数行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
33
スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長の星友啓先生が、効率的な勉強法について解説した一冊(高校生~社会人~引退後シニアまで対応)。一度学んだ内容を集中力を高め、効率よく復習し、モチベーションを継続しつつ記憶に刻み込む方法が脳科学をベースに解説される。星先生+女子高生+中堅サラリーマン男性社員+会社をリタイアしシニア起業を目指す夫と妻の5人の対話形式で進むので、内容を理解しやすく、横文字も丁寧に説明されているので、高校生でも読めると思う。この手の本の中ではかなりわかりやすく、ボリューム感も◎。2021/11/03
turtle
8
この本で紹介されている「ブレインダンプ」という勉強方法。 これは確かに効果がありました。 ワーキングメモリへの負荷分散も参考になります。 この手順を勉強や仕事に取り入れる練習をしていって、楽になるといいなぁ。2021/12/18
もっちー
7
読みやすい。先生(著者)と悩みを抱える4人の生徒と一緒に授業を受け学んでいく。会話ベースで話が進むので理解しやすい。生徒も学生、社会人、シニアとそれぞれ悩みが異なるので、様々な方に当てはまるよう工夫がなされている。最強の勉強法の基礎は「リトリーバル」。ノートや参考書などは使わず、自分の頭だけで関連した記憶を取り出す。その要素を取り入れた勉強法の1つは、「ブレインダンプ」。学んだことを脳の中から一気に思い起こし、言葉にしてドバっと外に出す。この勉強法の凄いところは、思い出さなかったことも記憶に定着すること。2021/08/01
ほうむず
4
○ワーキングメモリの限界=話を聞きながらのノート取りは負荷が大きい →しばらく聞いた後で内容を聞き出す「メリハリ」式が 効果が高い →ワーキングメモリへの負荷の分散 ①全体ざっくり ②パーツじっくり ③関係性チェック ④例外後回し ⑤多機能活用=視覚や聴覚による効果 →そそのかし詳細=リアルな画像は効果がない ○リトリーバル=自分の頭だけを使って関連した記憶を取り出す=テストや練習問題 →ブレインダンプ=一気に思い起こし、言葉にして外に出す=熟考や自己説明が効果的 →スペーシングや混ぜ合わせ2023/01/04
三井剛一
4
ただのHow To本かと思いきや、こんなにイイ本とは。 科学的根拠をもとに効果的な勉強をメタ認知、ワーキングメモリ、人との関わりを交え紹介してくれてる。知っている勉強法も多かったが、脳科学からみると、更に興味深いものになった。脳科学の知識を知るだけで、勉強効率が上がるのには、びっくり!2021/08/25