出版社内容情報
写真家・森山大道が、私たちのよく知る東京の意外な横顔を撮り下ろす「東京名所案内」。ありふれたスポットに隠された多面性に驚く。
内容説明
あなたは得体の知れない混成都市を歩くことになる!森山大道が唯一無二の混沌を活写!世界初、スナップで巡るガイドブック。
目次
Central
Roppongi
Ginza & Tsukiji
Shibuya & Harajuku
Shinjuku
Asakusa
Ueno
Ikebukuro
Kanda
Tokyo Bay
East Tokyo
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
2
写真集かと思いきや、分類上は旅行情報になるそうな。 東京がかつてにぎやかだったころの写真たち。 こんな日常に戻る日は本当に来るのかな。 どうもうまく想像できない。マスクをしない人たちが肩を寄せ合って笑って飲む姿を。2021/05/09
ぺんぐぃん
1
図書館の開架でふと名前で借り出した本書。モノクロの東京がひたすら活写されている。現代の東京なんだけれど(表参道の手すりに座っている若者たち全員がマスクしている)とてもそう見えない。著者があとがきで「(先日撮った写真でも)21世紀の東京とは思えない」と多くの人に言われると記している。確かにそうだ。森山大道というフィルターを通して見えるTokyoなのだと実感する。それは60年前著者が上京してきた時のTokyo、ときめを追い求めたTokyo、うろつき続けたTokyoなのだ。2020/08/15
kaz
0
図書館の内容紹介は『21歳で上京し、60年間ここに暮らして日々レンズを向けてきた-。新宿、池袋、銀座、浅草…世界にふたつとない特徴的な街を形成している東京を、モノクロのスナップ写真でガイドする。撮影地点を示した地図も掲載』。確かにそのとおりなのだが、暗い色調で仕上げたモノクロの風景は、日ごろ見慣れた場所でも全く違って見える。同じ東京なのだが、ちょっと近寄りがたい別世界のようだ。 2020/10/22