出版社内容情報
VERYの人気連載、「小島慶子のVERY失格」は2010年にスタート。これまで「武装解除」「和平交渉」と2冊単行本化して本書が三部作の最終章
内容説明
書下ろし「エア離婚」「父の話」。大黒柱ワーママとして日豪を往復しながら読者の悩みに寄り添い、泣き、笑い、怒ったママたちとの共感の記録。最終章!作家・白岩玄さんとのロング対談「男らしさの呪いを解く」特別収録。
目次
私たちは、怒っていい
子育てはお互い様
子どもの成長は階段状
レゴ論争!
好きなこと、できること、やらなくちゃいけないこと
家族の“気配”
いい母を定義してくる脳内ママポリスにさよならを
シェアされることのない毎日の奇跡
WMNK2016
ファミリーストーリーを「盛り」聞かせ!〔ほか〕
著者等紹介
小島慶子[コジマケイコ]
1972年、オーストラリア・パース生まれ。タレント、エッセイスト。東京大学大学院情報学環客員研究員、昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員。学習院大学卒業後、1995年、TBSにアナウンサーとして入社。30歳で長男、33歳で次男を出産。2010年TBSを退社後、フリーに。2014年に家族でパースに半移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
11
10年続いた連載「もしかしてVERY失格!?」の第3弾。表題の意は、家族とは「悟りのための修行の場」であることから。<表紙では私がドーンと鎮座した大日如来みたいに描かれていますが、実際はそのような悟りにはほど遠く、日々迷い、のたうっております。/ついには海外移住の冒険に乗り出して、苦節6年、ようやくうっすらと次のステージが見えて>きて、その顛末を綴ったエッセー集。<息子たちの成長の記録であり、夫婦の葛藤の記録であり、この時代に子育てをするということを考察した記録でもある>。確かに「家族は修行の場」だ……⇒2020/07/28
tetsubun1000mg
9
クイズ番組などに良く出演しているのと、エッセイを何冊か読んでいたので選んでみる。 女性誌での連載なのだが、最初は当たり障りのない題材が多かったが、中盤位から自分の夫、子供、母親などの話が出てきてから結構過激なことや独白が出てくる。 思ったことを言ってしまったり、抱え込んだりと両極端で精神的にも追い詰められたのかな。 女性の生きづらさや、世の中の考え方が昔と変わらない事が良くてたまらないようだ。 本人も生きづらそうだが子供への愛情はたっぷりでゆるぎなくホッととさせられる。2021/12/06
10畳
4
この人もなかなか生きていくのに大変。「~であるべき」の呪いは非常に強力で、無意識下でも支配してくるので、母親との関係の悪循環は、うなずくことしきり。大変ではあるけれど、それを上回るエネルギーも十分感じられるので、炎上にびびらず日々縮こまらないで生きていってほしい。2020/08/22
きみさん
3
TVでの小島慶子さんしか知らなかったが、このエッセイ集を読んで、「タダモノではない」と思った。 なにしろ、率直過ぎるくらい正直。 しかし、こういうヒトは、生きにくいだろうな、とも感じた。自分に「妥協」を許さないからだ。 名言➡「すべての男は事故物件」(P148)2020/08/02
たま
0
全てを言葉で掬い取ろうとする姿を痛々しく感じる。2021/02/05