出版社内容情報
20~30代の女性に熱い支持を得る山内マリコのJJ連載エッセイを書籍化。モヤモヤを抱えつつ生きる女性の心に響くファン大満足の一冊!
内容説明
雑誌やSNSの素敵なあの子にキリキリしちゃうあなたへ―大事なのは、他人が自分をどう思っているかじゃなくて、自分が自分をどう思っているか。自分で自分を「いいね!」と思える、それがなにより最高で、最強です。
目次
それは誰のためのファッションか?
雑誌に載ってる素敵なあの子に、キリキリしちゃうあなたに
結論、女っぽいを目指さなくていい!
ぺたんこ靴が紡ぐ、21世紀の新しい女性像
どうしてあんなに疲れていたのか?
旅に理由なんてなかった
インフルエンサーになれなくても
わたしのファッション失敗遍歴から、なにか学んでもらえれば…!
モノとどうつき合っていく?
“自分らしさ”を探すのは楽しい!
自分をえこひいきするくらいでちょうどいい!
永遠につづけられる、小さなキレイの習慣を!
偏愛ってすばらしい!
誰かにあこがれる、という束縛から自由になる
時間について考えてみる
記念日どう過ごす?
自分の舟を自分で漕ぐ
わたしの心に猫形の穴を開けて旅立っていった、愛猫の話
あなたにとってカッコいいとは何ですか?
著者等紹介
山内マリコ[ヤマウチマリコ]
1980年生まれ。2012年「ここは退屈迎えに来て」(幻冬舎文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kei
49
人は、生まれながらにして格差がある。ずっと知らずに生きる人と、知ってしまった人。知って、切磋琢磨して上がろうとする人、知って、どうにもならず悶々とする人。女の子は、思春期の雑誌周辺から異世界にざわざわするのが多いのかもしれません。インスタにSNS、今の女の子の方が生きにくいかも?しかし、世代が変わっても、ずっと続くのですよ、複雑で明確なヒエラルキーが。格差上位で泰然としている酒井順子さんの方が、屈折度がなくて読みやすい、の感想。知っていながらも、自身の立ち位置で、粛々と頑張る、それが、女の子の生き方です!2020/07/22
ヒデミン@もも
40
大好きな山内マリコさん。〜女の子、どう生きる?〜 だもんね。ふむふむと読んでいたが、それは自分の若い頃を思い出してのふむふむ。2020/06/23
はるき
15
ふむ。女性の中にいる小さな女の子に語り掛けるような文章でした。初・山内さん、ちょっと意外でした。2021/11/01
雨巫女。@新潮部
10
《私-図書館》雑誌で連載されたエッセイ。猫好きなのが、共通でした。2021/10/21
都村つむぐ
6
乙女心くすぐる細身のサイズとチェック柄のカバー、めくればザラザラの紙に横書きの文字。洋書みたいなオシャレ感にこれだけでマリコ姉さんありがとう!と飛びつきたい気分。コラムが連載された雑誌の仮想年齢は25才。いつの間にか大人に括られているけど、描いていた将来とは全然違うし、SNSや雑誌で見かける同世代はすでに輝ける場所を見つけていてなんか落ち込む。そんな年頃の女の子が抱える形のない疲れや焦りを言葉にしてほっとほぐしてくれる。アラサーだって20代は20代!まだまだゆっくり自分を慈しめる女性になればいいのです。2020/08/23