小説で読む名作戯曲 桜の園

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小説で読む名作戯曲 桜の園

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334951511
  • NDC分類 982
  • Cコード C0093

内容説明

“高貴な俗物”と“正義の成り上がり”による、人生を賭けた愛憎劇。著名なロシア文学のひとつである『桜の園』から、新たな物語が浮かび上がる!ラネーフスカヤの夫はシャンパンの飲み過ぎで他界、息子は溺死、領地は競売にかけられる―。破産寸前の地主貴族の一家が踏み出す、新しい人生とは!?貴族と労働者の階級差、そして新しい時代の幕開けを描く、ロシアの不朽の名作。

著者等紹介

チェーホフ,アントン・パーヴロヴィチ[チェーホフ,アントンパーヴロヴィチ] [Чехов,А.П.]
1860~1904。ロシア文学界を代表する作家、劇作家。ロシア南西の都市タガンローグに生まれるが、16歳のときに一家が破産し、逃げるようにモスクワへ移住。医学部に進学する頃から短編の執筆を始め、医師の資格を取得したのちも、医者と作家を両立させて家計を支えた。初期の頃は短編を多く執筆。短い生涯で600作以上の優れた作品を遺した、多作の文豪としても知られる。1904年、結核のため逝去。享年44

本間文子[ホンマアヤコ]
小説家・編集者・ライター。宮城県生まれ。出版社の宣伝部、書籍や雑誌の編集部勤務を経て、現在フリーランスとして活動。雑誌のタイアップ記事や企業広報誌、オウンドメディアなどの企画・取材・執筆・編集などを行っている。2002年に『ボディロック?』で第10回ストリートノベル大賞を受賞し、リトルモアからデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅香

26
こんなお話だったのか『桜の園』と今更ながら。舞台はロシア。農奴制度が解放され、貴族と労働者の逆転劇を見事に描いた、まさに名作!人物によって桜の園に対しての観点が違うことや気持ちが変わっていく経過に目が離せなかった。時代の背景や心情を同時に掴むことができるのは物語の醍醐味。笑えない。私達は貴族になってはいないだろうか?この先も忘れてはいけない思いがきっと名作になる。人が未来永劫抱えていく苦悩、希望を携えて。こういう試みの本が増えて欲しい。『人の一生と同じだな。何も残っちゃいない…えい、まったく、半人前が!』2021/09/06

detu

17
いつかは読みたいと考えていたが戯曲は苦手。小説で読む名作戯曲。時代の変化と共に没落していく貴族階級。と言うか、あんだけ散財してたらそりゃ破産するでしょ、ってのが率直な感想。覚えにくい名前のラネーフスカヤ。農民から身を起こし財を築いたロパーヒン、密かにラネーフスカヤに想いを寄せるも一向に柳に風。浅読みなのか特段の思いも湧かなかった。太宰の『斜陽』を些か思い出した。2021/07/25

さかな

7
読み易かった。舞台も絶対見たい❤️キャラが立っているのは戯曲だからかな〜舞台美術も楽しめそう2020/07/08

ねええちゃんvol.2

0
★★★ 天海祐希の舞台を観に行くため予習として2024/12/01

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