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永久国債の研究―不況克服、財政破綻回避の最終手段

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334934620
  • NDC分類 342.1
  • Cコード C0033

出版社内容情報

永久国債とは、その名のとおり永久に償還されない国債である。現在、政府紙幣の発行、相続税ゼロ国債などが議論されているが、永久国債はそれをしのぐ、究極の不況対策、財政破綻回避策である。
それでは、そんなことが可能か?じつは、幕末期の薩摩藩には藩の負債を250年賦とした事実上の永久債を発行して、財政を立て直した記録がある。また、18世紀に英国イングランド銀行が発行したコンソル債も同じような永久債だった。これらの事実をふまえ、4人の論客が、日本の未来のため共同提言する。

【目次】
Part1 日本はもうダメなのか?
Part2 薩摩藩の歴史に学ぶ
Part3 永久国債は可能か?
Part4 日本再建は可能か?

【著者紹介】
■調所一郎(ずしょいちろう)
1960年生まれ 慶應義塾大学卒。コンサルティング会社経営。現在、調所広郷7代目として、薩摩関係の研究にいそしむ。
■藤井厳喜(ふじいげんき)
1952年生まれ 早稲田大学卒、ハーバード大学政治学部大学院博士課程修了。国際問題アナリスト。
■有澤沙徒志(ありさわさとし)
1952年生まれ。獨協大学卒。1980年より17年間、ウォール街でセールストレーダーとして活躍。現在、日本金融通信社編集局国際部長。
■松田学(まつだまなぶ)
1957年生まれ。東京大学卒業後、大蔵省入省。財務省の本省課長等を経て、現在(独)郵便貯金・簡易生命保険管理機構理事に出向中。

目次

1 日本はもうダメなのか?
2 薩摩藩の歴史に学ぶ
3 永久国債は可能か?―「公」の組み立てと日本再構築(永久国債発行による財政運営は本当に可能なのか―日本の財政で成り立つ条件は?;そもそも永久国債とはなにか―政府紙幣と無利子非課税国債をめぐる議論;日本版ニューディールの提唱―最大の課題は「公」の形成;パブリックエクイティという選択―永久公債から日本再構築を考える)
4 日本再建は可能か?―国家経済再生と公共善と日本人の美徳

著者等紹介

調所一郎[ズショイチロウ]
1960年生まれ。慶應義塾大学卒。コンサルティング会社経営。現在、調所広郷7代目として、薩摩関係の研究にいそしむ

藤井厳喜[フジイゲンキ]
1952年生まれ。早稲田大学卒、ハーバード大学政治学部大学院博士課程修了。国際問題アナリスト

有澤沙徒志[アリサワサトシ]
1952年生まれ。獨協大学卒。1980年より17年間、ウォール街でセールストレーダーとして活躍。現在、日本金融通信社編集局国際部長

松田学[マツダマナブ]
1957年生まれ。東京大学卒業後、大蔵省入省。財務省の本省課長等を経て、現在(独)郵便貯金・簡易生命保険管理機構理事に出向中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Hiroki Nishizumi

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昔経済史の授業で幕末薩摩藩の250年賦や維新政府の払下げ制度聞いたとき、そんなのあり!?って感じたが歴史は繰り返すのか… まあこの本には実現性よりも永久国債という発想が大事だという章もあるので何とも言えない。とにかく知恵出していくしかないな。2012/04/16

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