内容説明
衝撃だった農薬入りの「毒ギョーザ事件」。しかし、今では中国産の食材なしでは生きられなくなっている私たちである。具体的なデータをあげるなら、たとえば日本が2006年に輸入した野菜総量の実に59%が中国産だ。日本に輸入されるネギやゴボウ、サトイモなどは、ほぼ100%が中国産である。しかし中国産の安全性を疑問視する以前に、国産食品にも大問題が発生している。次々と明るみに出た食品の偽装表示である。日本はいつの間にか「ニセモノだらけ」になってしまった。仮に「ホンモノ」だったとしても、発色剤や着色料、保存料のような食品添加物がごっそり加えられている。日本の食の安全は大丈夫なのか。いったいホンモノはどこにあるのか。どこに行けば食えるのか。そして私たちは、ニセモノなしで生きていけるんだろうか…。そんな思いにかられ、全国あちこちに出かけてホンモノを食い歩き、あるいは食材を買ってきて自分で調理してみた。そして生産、流通現場を訪ね歩いてみたところ、信じられない「食の実態」が見えてきた。
目次
第1章 舌もとろける超一等牛肉を食す
第2章 新鮮最高!ホッケ、シシャモ、カニ、エビ、ウナギ
第3章 脱中国産!安全なギョーザとそばを求めて
第4章 手間暇かかりすぎる焼き鳥に挑戦
第5章 健康一番!キムチ、梅干し、あるいはビタミンCに塩
第6章 ホンモノのネギトロはどこにある
第7章 国民が待望した「理想の食品天国」
著者等紹介
中山茂大[ナカヤマシゲオ]
1969年北海道生まれ。上智大学探検部に所属し、南米アンデス6000キロをロバとともに縦断。卒業後、マンガ編集者を経てフリーの旅行作家に。調理師免許・宅地建物取引主任者の資格を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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