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Kobunsha paperbacks
中国を取るアメリカ 見捨てられる日本

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334933821
  • NDC分類 319.530
  • Cコード C0030

出版社内容情報

アメリカ人は日本人より中国人が好き
アメリカのさまざまな局面で見られるようになった“日中逆転現象”――その現場を徹底取材!

アメリカ人は「メイド・イン・チャイナ」が大好き/日本語より中国語を学びたがるアメリカの学生たち/連邦政府職員の中国語訓練生が増大/中国企業のほうが日本企業より国際感覚がある/「政府」「民間」ともに米中協調への抵抗感はない…

■「米中衝突」は日本人の幻想、このままでは世界の孤児になる!
ハーバード大学のキャンパスではここ数年、こんな会話が聞かれるという。
「先週、上海に行ってきた」「本当か! で、どうだった?」
「先週、日本に行ってきた」「それがどうした?」
これは誇張ではない。実話だ。
日本では、たとえば2006年に行われた「米中首脳会談」U.S.-China summit にしても、「すれ違いが多かった」という論調で報じるメディアが多かった。だから、2つの大国、アメリカと中国の間にはまだまだ埋められない溝があると考えている日本人は多いのではないだろうか。だが、この感覚は筆者が長年取材対象としているアメリカでは感じられないものだ。
日本人が思っている「アメリカ人の対中観」American attitudes toward China と、本当の「アメリカ人の対中観」のギャップを確かめるため、筆者はアメリカで一般市民から専門家まで幅広く取材してアメリカの本音を聞き出し、「アメリカが中国を取る」というシナリオが現実のものとなる可能性を検証した。もしそのときがきたら、日本は2つの大国にとって「どうでもいい国」になるのだ。
筆者の取材に応えてくれたジョセフ・ナイ教授は、「完全中立」「アメリカ追従」のほかに、「中国の支配を受け入れて衛星国家となる道」も、日本の選択肢の1つとしてあげている。

【目次】
はじめに アメリカのあちこちで見られるようになった“日中逆転現象”は何を意味するのか?
Chapter 1 気がつけば「メイド・イン・チャイナ」
Chapter 2 中国語が日本語を凌駕する
Chapter 3 冷え込む日中関係、深まる米中関係
Chapter 4 中国の“したたかな”世界戦略
Chapter 5 “国際感覚”が違う中国企業と日本企業
Chapter 6 アメリカ人は日本人より中国人が好き!?
Chapter 7 私たちは世界の孤児になるのか?
おわりに
主な参考文献
キーワード和英辞典

【著者紹介】
矢部武 (やべ たけし)
1954年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。1970年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経てフリーに。銃社会の問題から人種問題、少年犯罪など、米国深部に潜むテーマを抉り出す。『アメリカ病』(新潮新書)、『テロ後のアメリカ いま「自由」が崩壊する!』(KKベストセラーズ)、『少年犯罪と闘うアメリカ』(共同通信社)、『「見えない恐怖」におびえるアメリカ人』(PHP研究所)、『人種差別の帝国』(光文社ペーパーバックス)など著書多数。

目次

1 気がつけば「メイド・イン・チャイナ」
2 中国語が日本語を凌駕する
3 冷え込む日中関係、深まる米中関係
4 中国の“したたかな”世界戦略
5 “国際感覚”が違う中国企業と日本企業
6 アメリカ人は日本人より中国人が好き!?
7 私たちは世界の孤児になるのか?

著者等紹介

矢部武[ヤベタケシ]
1954年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。1970年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経てフリーに。銃社会の問題から人種問題、少年犯罪など、米国深部に潜むテーマを抉り出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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