内容説明
なぜ、いまの日本人は元気がないのでしょう?それは、日本人が自分たちの「ルーツ」を見失っているからです。人間は、自分が何者なのか知らないと、結局はなにをすべきかわからなくなってしまうのです。日本人は、これまで自分たちのアイデンティティについてまったく無頓着でした。そして、学校で習った歴史を本当の歴史と勘違いしてきました。日本の原点は、あなたが信じているような「単一民族国家」ではなく、「多民族共生国家」です。また、日本人は本来の「仏教徒」ではありません。「隠れキリスト教徒」と言った方がいいのです。じつは、仏教より早くキリスト教が伝来し、飛鳥・奈良・平安時代の日本にはさまざまな人々が住んでいました。日本人はもともと「国際人」だったのです。空海が唐の都・長安から持ち帰った「経典」は仏教の経典ではなく、景教の「新約聖書」でした。そしてザビエルは、日本人がすでに「デウス」(神)を知っていたので驚いたのです。ですから、日本人がこうした自分たちの「本当の姿」を知れば、日本は必ず復活し、あなたもきっと元気になれるのです。
目次
1 ルーツ
2 戦争と平和
3 東方キリスト教
4 誰が日本をつくったのか?
5 キリスト教徒迫害
6 世界の常識
7 未来の日本人のために
著者等紹介
ジョセフ,ケン[ジョセフ,ケン][Joseph,Jr.,Ken]
1957年東京生まれ。米国カリフォルニア州バイオラ大学大学院卒。1979年ロサンゼルスに、1989年東京に国際ボランティア組織を設立。現在は「日本緊急援助隊」(JET)を組織して世界各地の被災地でボランティア活動を続けるかたわら、テレビのコメンテーター(CNN、FOXNEWS、BBC、ABCなど)、新聞・雑誌のコラムニストとして活躍中。キリスト教宣教師として太平洋戦争後来日した父の影響から、景教研究家として、これまでいくつかの著作を発表してきた
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satoshi