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内容説明
米国人の日常生活から職場、司法現場、環境分野、黒人社会やアジア系社会、メディア関係、ハリウッド映画産業界などで、今でも差別を続ける白人たちの本音に迫り、白人至上社会アメリカの行方を探りながら、日本の人種差別問題もとりあげる。
目次
１ 日常生活に潜む差別
２ 職場における人種差別・女性差別
３ メディア、ハリウッドの白人支配
４ 白人と有色人種の命の値段
５ アジア系、日系人への差別
６ 白人至上社会の行方
７ 差別帝国に多文化主義の花は咲くのか
８ もう１つの「人種差別帝国」
著者等紹介
矢部武［ヤベタケシ］
１９５４年、埼玉県生まれ。ジャーナリスト。１９７０年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。米紙「ロサンゼルス・タイムズ」東京支局記者等を経てフリーに。人種問題から銃社会の問題、少年犯罪など、米国深部に潜むテーマを抉り出す
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kuma
4
読後感は良くない。アメリカの白人至上主義って知らなかったんだけど、TaylorとTrumpのニュースで聞いてまだこの本のような人種差別があるとわかった。日本も在日をやたら叩く人もいるし。メディアやSNSの情報によって固定観念とか偏見とか自然も持ってしまっていた自分が恥ずかしい。でも人種差別も男女差別もなくならないと思うんだよね。差別される側もそれをうまく利用してる場合もあるし。婚活パーティーの参加費が安かったりね。仕事の住み分けも。 ◎目標 人種差別はしない。日本にいる外国人にあたたかく接する。2018/10/19
bibi
2
日本語の後に英語表記が必ず入り読み難い。あれは必要なのでしょうか？著者の英語力自慢ですか？確かに人種差別は良くないし、肌の色の違い国籍の違いで人権を侵害するような事があってはならないとは思うが、日本においての不法滞在者とアメリカ黒人とを比べるのはどうなんだろう？外国人参政権に賛成し在日外国人に国籍を与え参政権を～とか、何かにつけて「差別だ！差別だ！」と連呼するお国の方々と同じように感じた。この本でアメリカに日本人収容所があった事を知った事は収穫だったが後は「反日」記事のようで残念だった。2013/11/15
ぞだぐぁ
1
アメリカにおける人種(あるいは外国籍)の差別について書かれた本。日本における事例は最終章のみだが、1～5章も水俣病とか関東大震災時の朝鮮人への暴行、沖縄の基地負担等に置き換えると日本に当てはまる内容でわかり易い。10年近く前の本なのでちょっと古いかも知れないが、十分現在でも通じる内容。2015/06/18
