内容説明
日産はあまりにも劇的な復活を遂げたために、「再生モデル」restoration modelとしての側面ばかりに世間の目が集まっているが、「グローバル化モデル」globalization modelという側面に、もっと注目すべきではないだろうか。例えば、英語研修において日産の受講者が群を抜いて積極的なのは、同社では「勉強としての英語」English as a school subjectと、「実務の英語」English as a communication toolの連動性が高いからだと考えられる。個人の能力の問題ではないのだ。本書には、日産を中心に、日本企業における英語研修を通じて筆者がつかんだ、「成功する企業の英語」English in successful companiesのエッセンスを詰め込んだ。また、企業内で行われる「英語研修」にフォーカスすることで、「受講者」にとっても、「研修担当者」にとっても、英語学習の効率を最大限にするメソッドを提供。
目次
1 転換期を迎えている企業内英語研修
2 日産はどのように英語と取り組んできたか
3 「成功する企業」の英語研修を検証する
4 社員たちの「悩み」8タイプ―その傾向と対策
5 そもそも「英語がわかる」ってどういうこと?
6 英語学習における“常識”再考
7 企業人向け「英文法」戦略
8 異文化間コミュニケーションの現場から
9 日産のアニュアルレポートを読んでみよう
著者等紹介
安達洋[アダチヒロシ]
1964年、岩手県盛岡市生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、繊維商社、外資系医療器械商社のセールスプランナー、プロダクトマネジャーなどを経て、英語教育の道へ転向。コロンビア大学大学院で英語教授法修士号取得
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 洋書
- Jesus in Q