内容説明
北関東の山間にたつグループホーム「若葉荘」。世話人は元天才少女小説家。居住者は自在に歳を重ねた高齢者たちと、車椅子暮しながら筋骨隆々の元刑事と、身寄りのない彼の姪。賑やかで穏やかな日々は、その冬いちばんの雪の日、とつぜん破られる。密室に転がった射殺死体の出現によって―ホーム最年少の少女スタッフは、隠された因縁を解き明かし、真相に迫ることができるのか!?半世紀を超える筆歴を持つ日本一やんちゃな巨匠が、稚気と叙情と茶目っ気を縦横に駆使して描く、本格ミステリ長編!
著者等紹介
辻真先[ツジマサキ]
1932年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒。NHKでTVドラマの演出に携わる傍ら、テレビアニメの脚本を多数手掛ける。本格ミステリ、旅行エッセイ、アニメのノベライズなど、執筆範囲は多岐にわたり、ミステリ作品には「スーパー&ポテト」「トラベルライター瓜生慎」「迷犬ルパン」など多くのヒットシリーズがある。1981年、『アリスの国の殺人』で第35回日本推理作家協会賞を受賞。2009年、『完全恋愛』で第9回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そうたそ
22
★★☆☆☆ 山間にそびえるグループホームで起こった謎の殺人事件を描くミステリ。作品全体の雰囲気としてはゆるめ。副題の「21世紀はじめての密室」というところに興味をひかれたのだが、確かに内容を見ればそれなりに意味のあるものだったが、期待したほどではなかったかなあ。グループホームが舞台という特性がいまいち活かしきれていなかった気もする。トリックもそれほど驚くようなものでもないし、事件解決に至るまでも冗長な感が否めない。特に前半部分のダルダルとした感じには読んでいて疲れた。どうも辻さんのミステリとは相性が悪い。2015/05/01
こうちゃ
20
北関東の山間にたつグループホーム〔若葉荘〕が30年ぶりの大雪で孤立した”その日”に事件は起こった。17歳のスタッフ・綾乃が、隠された因縁を解き明かし、真相に迫ることができるのか?表紙と帯を見て何気なく借りてきて、まずは著者略歴からと・・・1932年生まれ!?なんと83歳。テレビアニメの脚本も多数手掛けているというので調べてみたら、大好きな”名探偵コナン”を発見。そういえば、動機とか、謎解きとかコナンぽかった。でも、被害者、犯人、トリック、動機etcバレバレだけれど。2015/05/20
桜父
16
初めて読む作家さんでした。元天才小説家の「野末寥」はグループホーム「若葉荘」の世話人として住み込みスタッフの「浜坂綾乃」と老人達と暮らしていた。綾乃は過去の事件で父を殺され、叔父を半身不随にした真相を明らかにしたいと思っていた。そこに過去の事件の黒幕と思われる「五十嵐規矩」の射殺死体が若葉荘で見つかる。事件が起きるまで長かったが、事件解決に奔走する綾乃の推理には驚き、真相では更に驚いた。最後には涙してしまいました。いじめは、した方は忘れているが、された方はずっと覚えているというセリフは真実だと思った2015/09/09
あー
13
図書館で見かけて、軽く読もうと思って借りた一冊。登場人物の多さにへこたれそうになりながら読んだ。犯人と両親に驚いた。2022/05/27
toshi
13
ちょうど前半分は登場人物や背景の説明。 普通に書けば半分以下の分量で済む内容なのに、遠まわしな言い方をしたり時間が前後したりで無駄に長いだけでわかりにくい。 その説明が終わると、雪が降り出して密室の舞台が整い、殺人事件が起こりようやく物語が動き出す。 そこからは意外な展開がいくつも続くものの、前半の長い前振りが何の伏線にもなっていなかったりでちょっと残念。 この作者の作品はどれもそこそこ面白いのだけれど、ちょっと薄っぺらな印象。2015/04/28




