よろしくたのむぜ、サンタクロース

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334929152
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

何の変哲もない地方都市・磯原市(通称いそっぱら)を牛耳る会社「たたらフーズ」のワンマン社長、多々良萬福はある日突然、いそっぱらを一年中クリスマスの雰囲気にすると宣言、矢継ぎ早に指令を出し始めた。当然、社員も市長も議員も右往左往。萬福社長の目的は一体―?「素直な人間愛に好感」(藤沢周氏)、「ドキドキ感が持続する、尋常じゃない引き込み力」(三浦しをん氏)と両選考委員絶賛の「アッティラ!」で2010年小説宝石新人賞を受賞しデビューした著者、会心の書下ろし長編。

著者等紹介

籾山市太郎[モミヤマイチタロウ]
1967年愛知県生まれ。2010年「アッティラ!」で、第4回小説宝石新人賞でデビュー。2011年、受賞作をおさめた作品集『アッティラ!』を弊社より刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyanco

44
「アッティラ!」で小説宝石新人賞を受賞された籾山さんの2作目、書き下ろし、気になって読んでみました。「ざーんねーん」「おーっけー」と、社長がまるで気まぐれのように願い事に応対する「御用聞き応接室」の様子が綴られた冒頭。この社長は何者?と、とても引きつけられる。その後、「御用聞き応接室」は閉鎖され、代わりに「一年中クリスマス」で町おこしをしようと、言い出す。ワンマン社長・萬福が、何を目指しているのか解らず、そこが知りたいと惹きつけられていく。続→2013/12/24

アメフトファン

40
一年中がクリスマスの街。そんな街があったら素敵だなと思いました。個性的な社長の会社。働く人は大変でしょうが、みんな社長の事を好きそうなのが微笑ましかったです。2014/03/18

おかむら

10
東海地方の小都市⬅食品メーカーの企業城下町、がサンタクロースで町おこし。ほのぼのものかと思いきや、意外にも会社の内情や戦略がリアルで驚いた。面白いですこれ。登場人物をもっと絞り込めばさらによかった。群像劇にしてはボリュームが足りないのよね…2013/12/18

Books1419+

10
アッティラが面白かったので、中身は確認せずに購入しました。必ずハッピーエンドになると思いながら、「これは、どう着地させるのだろう?」と思いながら読んだ。まあ、そんなに上手く事は運ばないし、上手く運ばない話が大半だったけど、最終的には上手くまとめてくれました。次回作も期待大です、この作家さんの世界観が好きなのです。2013/11/23

おしげ

8
面白い2014/03/02

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