碧空のカノン―航空自衛隊航空中央音楽隊ノート

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334928704
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

音大卒業後、航空自衛隊の音楽隊に入隊した鳴瀬佳音は、定期演奏会などの任務に向けて練習に励んでいる。自衛隊という未知の世界に戸惑いつつも鍛えられていく。ある日、「ふれあいコンサート」で使う楽譜を用意したところ、佳音が担当するアルトサックスのパートの楽譜が楽譜庫から紛失していた。いったい、どこに消えたのか?ちょっとドジな佳音が呼び込む不思議な“事件”を、仲間たちとともに解決する!テロや大停電などをテーマにしたクライシス・ノベルで注目を集める著者が、軽やかな音楽ミステリに挑む意欲作。

著者等紹介

福田和代[フクダカズヨ]
1967年、兵庫県神戸市生まれ。神戸大学工学部卒。2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

100
自衛隊の中でも音楽隊のことはまだ勉強出来てなかったから、楽しく学べました☆ストーリーもライトなタッチのミステリーなので、気軽にあっという間に読めました。なんだかんだで、どの章でも諸鹿三尉が賢くて大人でキュンとなりました。ゴリラとカノンもうまくいってほしかったけど諸鹿三尉ともうまくいってほしいと少し思います( ̄0 ̄)2014/09/02

七色一味

96
読破。このテーマをミステリー仕立てにする意味に、悩む。有川浩さんとは「異なる」硬さがある自衛隊の姿が見えてくる。中央音楽隊に在籍して10年の、ある意味慣れた目から見た姿ではなく、作者福田和代さんの「初めて見る中央音楽隊」の姿が読みたかった、というのが正直な感想。まぁ、そういう物語は語られ尽くされているかもしれないけど…。2013/08/10

えむ

88
主人公は鳴瀬佳音(なるせかのん)、航空中央音楽隊でアルトサックスを担当。①ギルガメッシュ交響曲、②ある愛のうた、③文明開化の鐘、④インビシブル・メッセージ、⑤遠き山に日は落ちて、⑥ラッパ吹きの休日。④と⑥がよかった。音楽とミステリーと言えば中山七里先生の岬洋介シリーズですが、こちらは軽めの曲紹介と軽めのミステリー、そしてお仕事小説という感じでした。5402013/07/04

fukumasagami

69
「ーうん、あのふたり、なんだかうまくいきそうでいいなあと思ってさ」戦場カメラマンを夫に持つ音楽隊員が、近々生まれるかもしれない。そうなったら、安西夫人は内務班を出るから、今度は誰と同室になるのか少し気になるところだか。「それにしても、あの絵を見て、三崎さんに祝福されていると思わなかったなんて、狩野さんもずいぶん鈍感だよね」渡会が何か言いかけて言葉につまり、こちらを振り向いた。「ーそんなの、おまえにだけは言われたくないと思う」「何それ、どういう意味?」渡会が笑いながらスピードを上げた。2016/03/20

ぶんこ

66
福田さん初読みでした。 自衛隊の音楽隊員が、通常の自衛隊の訓練をしている事に驚かされました。 9年前に武道館での音楽祭、昨年仙台での支援コンサートに行ってました。 白い制服がカッコ良かっただけに、濃紺一色に変更されたとは残念です。 音楽大学を卒業しても、音楽家の道を進める人は僅かだそうで、カノンさんは恵まれてます。 電車通勤をしないで、すぐ近くに職場、練習室があって、いつでも練習出来る環境が羨ましくなりました。 2015/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6399923
  • ご注意事項