内容説明
強烈な個性を持つ男の女性関係を描き、小説の大きな役割に真っ向から挑んだ著者の最高傑作。
著者等紹介
白石一文[シライシカズフミ]
1958年、福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務。’00年、デビュー作『一瞬の光』は批評家の絶賛を受ける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
佐久間なす
55
毎日の生活をおくっていく中では考えないようなことを、深く追求している小説で、読んでいてとても刺激をうけました。 生きるとは何か、死ぬとは何か、人を愛し愛されるとは何か、幸せとは何か。 こういう明確な答えがない問題に対する自分なりの答えを、これからの長い人生の中で見つけられるような生き方をしていきたいなと思いました。2013/05/18
人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA
44
NAVER、読書はいいぞ!何度も読み返したくなる小説12選にあったので読みました。前半は主人公に感情移入でき、後半は主人公の過去がわかり納得できた。傑作ですね!!また作者が、「ほかならぬ人」を書いた作家であることに驚いた。両作品ともに素晴らしい。久々に金脈(すばらしい作家)を掘り当てたかんじがした。★★★★★2013/06/26
さっとる◎
36
自分だけがキツいと思うなよ。生きて死んで、何のためにとかみんな考えてる。過去の大変だったこと、それは確かに絶望だし恐怖だ。でもだから何だって言うんだ。幸福とは?他人を自分と同じように愛する。そう知っていながら愛し方も他人との距離の取り方も生き方も酷く不器用。イライラするけど心配なんだ。穴と闇が深くて、でも理解できなくてもわかるよってどうにか寄り添ってあげたい。ガッチガチに武装して、それなのに誰かを何かを求めているから私の側に繋ぎ止めたい。だけど容易く手を振りほどいてあなたは向こう側へ。男性的な1冊(笑)2016/12/03
matsu04
32
13年ぶり再読。初読み時の衝撃が蘇る。主人公は、頭がいいのか何なのか理屈ばかりこね回し、そうかと思えばいきなり変態プレイにのめり込む変てこで超ムカつく奴だ。「壊れていない部分」などなく全部が壊れているし、そもそもここには物語すら存在しないのだが、そうした全てがいかにも白石らしい。ここまで徹底したモノは、最近の彼の小説には見られなくなってしまった。2015/06/04
藤枝梅安
19
生と死について真正面から立ち向かい生の意味、死の意味を解き明かそうとしている。例によって登場人物は美男美女ぞろいで頭もいい人たちばかり。通常の会話とは思えない学問的な会話が飛び交う。現実味のない小説だと思う。作者はそういう現実味こそ、人生における嘘である、と訴えているのだろう。さしずめ私などは「人生の現実のみにとらわれ、真実を理解する努力を放棄している人間」ということになろうか・・・。この作者の「真面目さ」にはちょっとついていけない。そういう怠惰な私である。2009/07/22
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