内容説明
「こんなことになると分かっていたら…」嫉妬、思い込み、勘違いが思わぬ事件を呼び起こす!9つの物語のどこかに、あなたがいる。すべての女性に贈る傑作ミステリー。
著者等紹介
永井するみ[ナガイスルミ]
1961年、東京生まれ。東京芸術大学音楽学部中退。北海道大学農学部卒業。コンピューター会社勤務を経て、96年、農業問題をテーマに採り上げた長編『枯れ蔵』で第1回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞。以後、『樹縛』『ミレニアム』『大いなる聴衆』と力作長編を発表。その一方で、女性からの視点に立った鋭い切り口の短編ミステリーが注目を集め、第2回創元推理短編賞(95年)に応募した「瑠璃光寺」は選考委員の北村薫氏から高く評価され、96年には、「マリーゴールド」(本書収録)で第3回九州さが大衆文学賞を、「隣人」で第18回小説推理新人賞を受賞した
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感想・レビュー
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まる
58
短編でありながら、ほとんどの話で誰かが亡くなる、もしくは襲われるという展開。疑問を追う中で明らかになる真実。ゾクリとすることはあっても後味が悪いものはありませんでした。「別れてほしい」が一番こわかったです。女友達ってこわい。もちろん、恋もこわい。女というのは恐ろしいものです。最後の「振り返りもしない」はこわくはなく、切ないながらも明るい話でした。いや、明るくはないかな?2016/04/20
らー
28
サクサク読める短編集。ミステリーあり、しんみりあり。ただ、「隣人」のときも同じ感想でしたが、あまりにも短絡的に殺人が起きすぎるような…。2022/02/05
銀河
23
タイトルが素敵で惹かれる。中身は普通…かな。つまらなくはない。九つ短編が入っていて、だいたい主人公のまわりで事件が起き、それを聞き込みで推測し、真実を知る、って流れ。主人公は夢を実現ししっかりした職業についた女性。周囲も含め離婚率の高さに驚く。最初の話は不謹慎だがスカッとした。でも続けて読んでいてどの話にも感情の波が揺れない。主人公が悪い人じゃなくても、共感できない。余韻もない。「プレゼント」なんて、うわっ、バカだな!と斜め上から読んでしまった。しかも彼女はそんな婚約指輪でいいの?2011/02/18
そのぼん
21
人間の心の闇を描いたような作品でした。『別れてほしい』と『プレゼント』が特にブラックな感じでゾクッとしました。2012/09/23
うさっち
19
「女は怖い」と思ってしまうような女性の嫌らしさを描いた短編集でサラッと読める。最初の「別れてほしい」の結末が衝撃的すぎて、それ以降の話があまり記憶に残らなかった。2016/10/11




