キメラの繭

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  • サイズ B6判/ページ数 381p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334923273
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

“われわれはかつて自然界に存在しなかった生物―キメラ―を作り出そうとしているのだ”。トリペストの異名を持つA型インフルエンザが流行の兆しを見せ始めている2009年冬。都下の棲息数三万羽にも及ぶカラスが一斉に凶暴化し、人間を襲いはじめた!インフルエンザにそんな特性は、ないはずだが…。神津大学研究所の実験助手・立科涼子は、弟の不可解なアレルギー死の原因を探るうち、世界最大の総合バイオ企業・ゾディアック社とインフルエンザの変異との関わりを疑いはじめる。巨大企業の闇で、小さな試験管に入った繭から生まれた、戦慄の怪物とは…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

annami

2
肉眼では見えない、ウイルスの恐怖。なんでもなくても、十分恐いカラスの恐怖。それに、こっそり浸透してきている遺伝子組み換えの技術がからみ、すごくあり得そうに思えて、恐い話でした。2010/10/12

トコ

1
遺伝子ものなんかはすぐ読みたくなるのですが、これはストーリーがうまく流れてない感じです。ガス爆発もカラスの攻撃もあまり緊迫感がなく、最後にデータを研究所に持ち込んだと思ったら、次のページではもう2か月後。ひとつひとつは丁寧に書かれている感じなので、残念です。2014/08/25

ごいんきょ

0
遺伝子組み換えに対する大きな警鐘です。 映画化したらすばらしいでしょうね。 この著者の新しい作品が読めないと言うのは寂しいです。2015/05/28

0
タイトルに惹かれ何となく手に取り一気読み。 目に見えないものが相手だったり、こういう事が絶対にあり得ないと断言できない分怖くなった。 結末は唐突だった印象。

ぴぴ

0
あり得ないことではないと思うと怖い内容なんだけど、話の進み方がなんと言うか緩いというか危機感がうすくてさらっと読めた。2013/02/10

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