内容説明
世間からはみ出したアウトロー。自由なるがゆえに、すべてのリスクを己の責任で負う覚悟を持った男たち。風間流クライムノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiru
73
この話の主人公はヒットマン。「殺る前に一つだけ面白い話を聞かせてやろう、冥土の土産ってやつだ」を好んでキメ台詞に使うアウトロー。 友達には『逃亡者』の室井がいて、そのつながりでインテリヤクザ国分も登場。 正義なんて大事にしてないけど、室井たちを根拠なく信じる矜持をとても大切にしてる。 ラストは、とんでもなく不器用で優しくて、これ以上ないくらいシニカルで粋な幕引きをする。 時代遅れのハードボイルドだけど、タイトル通り逃げ道を作らない人生がかっこよかった! ★42018/09/24
吉田
2
体言止めの多い文体、ギャグと紙一重のカッコよさ、そこがいい2010/02/04
satooko
2
主人公より室井がかっこいい。カバーに描かれている主人公&題字はちょっとなあ。2009/01/19