内容説明
江戸深川の本行寺に居候し、手習いの師匠をつとめる弥次郎兵衛こそ、若き日の俳人・小林一茶である。信州の柏原から江戸へ出て十三年、俳諧の道を志したときであった。人情あふれる下町を舞台に起こる殺人事件に直面したとき、北町奉行所の定回り同心・片山九十郎は、一茶の推理に頼りきる。“新捕物帳小説の傑作”(武蔵野次郎氏)と大好評のニューヒーロー誕生。
目次
女は触れ歩く
蛍が見ていた
美しき娘の肌
名月に鬼の面
秋の夜の盗賊
黙って通る人
怒りの年の市
江戸深川の本行寺に居候し、手習いの師匠をつとめる弥次郎兵衛こそ、若き日の俳人・小林一茶である。信州の柏原から江戸へ出て十三年、俳諧の道を志したときであった。人情あふれる下町を舞台に起こる殺人事件に直面したとき、北町奉行所の定回り同心・片山九十郎は、一茶の推理に頼りきる。“新捕物帳小説の傑作”(武蔵野次郎氏)と大好評のニューヒーロー誕生。
女は触れ歩く
蛍が見ていた
美しき娘の肌
名月に鬼の面
秋の夜の盗賊
黙って通る人
怒りの年の市