霊能者たち

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霊能者たち

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  • サイズ 46判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334913717
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

霊能師たちの活躍を、あるときは優しく、あるときはシニカルに、あるときはユーモラスに活き活きと描くホラー・ミステリーの傑作。

内容説明

長谷川祐子は、霊視の依頼で来た客から、悩んでいる若い夫婦を紹介された。夫婦の二人の幼い娘が車に撥ねられ、姉が亡くなったという。その後生き残った妹が変なことを言い出した。「あたし、鏡に映らない。きっと吸血鬼になったんだ」(「鳥は涙を流さない」)。霊が人の身体を離れるときに起こるさまざまなトラブルを解決するため、人知れず命までかける霊能者たちの活躍を、ときに優しく、ときにシニカルに、ときにユーモラスに活き活きと描く連作ホラー・ミステリーの傑作。

著者等紹介

嶺里俊介[ミネサトシュンスケ]
1964年、東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒業。NTT(現NTT東日本)勤務を経て、執筆活動に入る。2015年に『星宿る虫』で第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。翌’16年にデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sayuri

103
「鳥は涙を流さない」「霊能者の矜恃」「無精狐は義理堅い」「山姥はもういない」「はじめての失敗」「生き仏」6話収録の連作短編集。霊能師が、日常で起こった様々な霊トラブルを解決していく霊能ミステリー。ホラー・ミステリーと銘打たれていたが、ホラー的な怖さは殆ど感じず意外とあっさり読み進める事が出来た。1話の交通事故にあった姉妹の物語はその結末に切なくなり、2話の除霊の場面では霊能者の食欲を表現したグロテスクな描写に慄いたり、3話の女子高校生のこっくりさんからの展開にドキドキしたり毛色の異なる6話をサクッと読了。2020/11/02

ままこ

88
タイトルそのまま霊能者たちの6つの連作短編集。印象に残ったのは交通事故にあった小学生の姉妹の話「鳥は涙を流さない」はとても切なかった。「霊能者の矜持」勝也と玲奈の〈除霊〉の仕方にはウゲッ!と驚いた。その現場は見たくないな。「生き仏」ラストのオカメインコのハルちゃんがいじらしく胸がジンとなる。面白かったので続編が出たら読んでみたい。2021/01/22

ゆみねこ

76
霊視・お祓い・除霊、見える人々の物語。ホラージャンルの割りには怖くはなかったですが、除霊のグロテスクさにちょっと怯みました。交通事故で亡くなった姉妹のお話は切なかったです。2020/11/13

yukision

59
霊能者を扱った連作短編集。この除霊の方法は斬新でかなり衝撃的。終始癒してくれるのはオカメインコの存在。ただ、その登場の経緯が辛い。全体としてはまあまあ…かな。2021/05/22

あっちゃん

26
霊能者たちの連作短編!ネタ的には感傷的になるのかと思いきや、随分と現実的な雰囲気(笑)でも、宗教は信仰霊能は技能、には妙に納得!でも、除霊の方法がエゲツない( ̄▽ ̄)2020/12/10

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