出版社内容情報
テレビも雑誌も猥雑な熱気に満ちていた80・90年代。その時代に生きた著名人たちとの、短くも濃密なひとときを綴る、心打つエッセイ。
内容説明
テレビも雑誌も、猥雑な熱気に満ちていた’80・’90年代。尾崎豊、三谷幸喜、川上麻衣子、上祐史浩、内田裕也…。もう一度会いたい人やもう二度と会えない人。忘れられない人たちと過ごした濃密なひとときを綴るエッセイ集。
目次
気弱に笑う少年がカリスマになったあの年
尾木ママ誕生十五年前に体験した恍惚のスタジオ
十六歳の少女が、いまは美熟女だなんておどろきだよ
レスラーで国会議員。彼らの荒ぶる魂
カラオケを聴いただけで、コイツ天才だと直感した
大ちゃんと凡ちゃん。武道館の奥も、人生いろいろ
豪放で波風を好む女性作家の言葉が泣かせる
オウム事件のワイドショー。敵は上祐だけじゃなかった
表の流行語は「ああ言えば上祐」だが、裏で大受けはこの言葉
ヒルトンと村上春樹、そしてもう一人の日本人〔ほか〕
著者等紹介
亀和田武[カメワダタケシ]
1949年、栃木県生まれ。成蹊大学卒。『劇画アリス』編集長などを経てフリーに。1982年『まだ地上的な天使』でデビュー。その後『スーパーワイド』などテレビ番組の司会者も務める。2009年『どうして僕はきょうも競馬場に』でJRA賞馬事文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokada_jnet
79
2020年刊行。ワタクシがぜったい読まなければいけない本なのに、読むのが遅れました。2013年の『夢でまた逢えたら』に続いて、『小説宝石』連載の、亀和田武しか書けない、人物交友エッセイを単行本化したもの。どれもいい話だが。デビュー直後の気弱な尾崎豊、三谷幸喜のカラオケでの「マイ・ウェイ」、平尾圭吾のヤクルト・ヒルトンとの交友話、女性競馬ライター・井上オークスの破天荒ライフなどが、心に響いた。巻末の著書一覧のページでは「あと11冊準備中」とあるのが嬉しい限り。11冊がでても、全部読みますよ、こちらは。2024/01/21
はなちゃん。
0
要所に坪内さんが登場するのが嬉しいね2020/08/28