世話を焼かない四人の女

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334913014
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

裏の顔を持つ住宅メーカー総務部長、2トントラックを乗りこなす宅配ドライバー、逃げた夫に代わり経営者となった清掃会社社長、“敏感すぎるセンサー”に悩むパン屋アルバイト―頑張りすぎるあなたの背中をやさしく撫でる、新時代お仕事小説。

著者等紹介

麻宮ゆり子[マミヤユリコ]
1976年埼玉県生まれ。2003年、小林ゆり名義にて第19回太宰治賞受賞。’13年「敬語で旅する四人の男」で第7回小説宝石新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

160
「敬語で旅する四人の男」を読了後、手にとってみた。総務部、パン屋、宅配便、清掃業、様々な分野で働く四人の女性の物語。人は見た目では分からない。ちょっと不器用だけど、淡々としなやかに日々を送っている彼女たちの姿に勇気づけられた。「日本人がどうだろうと、僕は嫌いなものは嫌いです」どこまでもマイペースな「敬語で〜」の斎木君も要所要所でいい味出してた。人は人、私は私。嫌なことがあっても一旦受け止めて、あとは流す。最近うじうじしがちな私を励ましてくれる一冊でした。面白かったです。2020/11/30

モルク

114
「敬語で旅する四人の男」を読んでから2年。人の気持ちををはかるのが絶望的に苦手なイケメン斎木君が再登場するが、4人の女性たちのお仕事小説である4つの短編集。個性もあり自立している女性たち。裏の顔をもつ総務部の闘子、ソフトボールの選手として活躍していた運送業の千晴、臭いと音に敏感なパン屋の日和、そしてハウスクリーニング会社の社長で自分も会社のトイレ掃除までするひと美。彼女たちそれぞれに好感が持てる。そこに斎木君が相変わらず空気が読めずそれぞれと絡んできて、その存在感は大きい。2021/03/25

みかん🍊

104
『敬語で旅する四人の男』が面白かったので手に取った、他に流されない自分を持った女性たちの4編、そして拘りの男斉木君がキーマンとして全編に登場、媚びない総務部長、宅配便ドライバー、鼻が利きすぎるという特殊能力でパンを作る女、夫が失踪した後清掃会社を継ぎ大きく成長させた女、女性を見下そうとする男に、男女は関係ない能力だけと、どれも自分を強く持ち周りに惑わされない強い女性たち、小気味良かった。2019/09/19

よむよむ

101
働く女性は男女平等と言われつつも、時に女性ということで、理不尽な対応に悔しい思いをしたことがあるのではないでしょうか?そんな四人の女性が、前向きに仕事に取り組むスカッとする短編小説だった。四編の小説にキーマンで登場するのが「敬語で旅する四人の男」の斎木君というのも面白かった。彼が水玉模様を「命を表す水のしずく水玉が無限に増えていくことは幸福の反復」だから好きだと言った言葉がとても印象的。私も水玉模様を愛用してみようかな。2019/11/28

yanae

90
「敬語で旅する四人の男」からの四人の女です。男の方がとってもよかったのですがこちらも。男にでていた斉木くんがこちらにも出てきます。麻宮さんの作品は時間がたって日常でふっとこの作品誰のだっけ?って思い出す確率がすごく高い。今作も清掃会社の女社長やパンやさんの話、ふとしたときに思い出していい話だなぁとひたります。すっかり麻宮さんワールドにはまりそうです♡ちなみに、今作にもアルエさんも出てきます(笑)男が面白かった方は是非♡2019/11/07

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