神のダイスを見上げて―広島限定版

神のダイスを見上げて―広島限定版

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  • サイズ B6判/ページ数 340p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334912536
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。人類は、あと5日で終わりを迎える。人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか―高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、“世界そのもの”だった。恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。そして“あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?しかしそれが誰なのかわからない。犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するカルト集団『賽の目』に踏み込んでいく…。人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか―

著者等紹介

知念実希人[チネンミキト]
1978年、沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年「レゾン・デートル」で第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。’12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』(講談社)でデビュー。「天久鷹央」シリーズ(新潮文庫nex)で人気に。’15年『仮面病棟』(実業之日本社文庫)で啓文堂書店文庫大賞を受賞しベストセラーに。’18年『崩れる脳を抱きしめて』(実業之日本社)が本屋大賞8位にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うさうさ

21
広島限定のサイン本をフォロワーさんからプレゼントして頂きました。 あと5日で地球が滅亡するとなった日本で、僕の姉は何者か刺し殺された。地球滅亡の恐怖の中で、姉を殺した犯人を探す。なかなかスリリングな展開で面白かった。 極限の恐怖に置かれた人間の様子や、大切な人とのボタンの掛け違い、そして救い。 終わり方がとても素敵だった。2018/11/27

はーちゃん

7
ちょっと期待外れだったかなー。知念さん読むなら他のをお勧めします。2018/12/16

サトメェ~♪

6
残念ながら知念作品のハードボイルド系は好みではない。特に『屋上のテロリスト』は全くダメでした。生意気な高校生なんだろうけど、子供っぽい大人にしか見えない。だから今回の主人公もムリ。ラストも急展開だし…アオハルかよ。ってカップ麺のCMのオマージュ?もしくはゲームのシナリオ(自分で進めたら愛着もてた?)くらいの物足りなさ。広島限定とか装丁が美しかったり…売り込みの素晴らしさに期待した私が間違っていたのですが…屋上も決して評判が悪い訳ではないので、好みの問題なんだろうな。2018/12/08

灰音

3
面白かった。 地球が終わると人間の本性が浮き出てくるんだなぁって思いました。 本当に大切な人が誰かを考えさせられた。2021/01/02

2
読んだーっ。最後の最後まで犯人が分からず、どきどき、どきどき、としました。◆自分の何気ない一言が、実はその時の相手をものすごく傷付けていて、弁明しようにもその相手が自分の手の届かないところに逝ってしまった時、人はとても後悔するーそんなお話を空から降ってくる隕石に絡めたちょっとどろどろとしたお話です。◆もし地球がリセットされる日が来たら自分はどう過ごすかな。2018/12/09

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