ロバのサイン会

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334910884
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ロバ、猫、インコ、鹿、イルカ、蝶、犬、イグアナ。さまざまな動物の視点から描かれる、心をそっと優しくなでる、連作短編集。

内容説明

猫、イルカ、鹿、イグアナ、インコ、蝶、犬、ロバ。動物たちの視点で描く、愛することと生きること。テレビで人気の旅するロバが出会った8つの優しい物語。

著者等紹介

吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970年生まれ、神奈川県出身。「葬式新聞」で「日本テレビシナリオ登龍門2002」優秀賞を受賞。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうじ

222
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 良かった〜(*^_^*)動物視点からのお話。幸せの気持ちになったり、寂しい気持ちにもなりました。^_^;蝶の話は実際に家でもありました。冬に羽化してしまって、その後、蝶どうしたっけなぁ。寂しくなってしまった。他の話もとっても良く今飼ってる殿をどんなふうに思っているんだろうって考えてしまった(*^_^*)2016/06/04

mocha

122
いろいろな生き物が一人称で語る8篇。みんな自分の生き方に誇りをもって生をまっとうしようとする姿が清々しい。セキセイインコの話は、飼っていただけに涙涙。アゲハにかっこいい女性を見る思い。シカの「害獣」と「天然記念物」の違い、プードルの品種改良、ブームが去ったロバ、どれも楽しく読みながらも人間の身勝手さが悲しい。でも動物たちは悲観しない。わが家の猫とも誠実につきあっていきたいと改めて思った。2016/11/04

なゆ

116
なんか微笑ましかったり、泣けたり、なかなか楽しい動物目線のお話たち。実はこんなにも人間の言葉をしっかりわかってたのだとしたら…と思うと、楽しい。出てくる動物たちの話が、ゆるく繋がってるのもいいね。ぷつぷつと細切れなイグアナのつぶやきとか、天然記念物と害獣のはざまで戸惑うシカだとか、面白くて好き。インコのパピプーにはぼろぼろ泣けた。でも一番がっつり読んだのは、『アゲハひとりぼっち』。ついこのあいだ、庭のヘンに毒々しい幼虫がサナギになり、羽化するのを見守ったばかりだったので。あの子も誰かと出会えたかな~。2016/07/18

chimako

115
いやいやいや 面白かった~ 登場人物や登場動物が少しずつリンクした連作集。大女優猫リリアンに始り頑張るバンドウイルカ、奈良公園にたどり着いた鹿、別居生活のイグアナの夫婦、ノイローゼを誘発するティーカッププードル、真冬に羽化したジャコウアゲハ、おしゃべりで頭の良かったセキセイインコ、AD山田と旅をして人気者になったロバ・・・・・全てが動物(含む昆虫)目線で語られる。我家のなっちゃん(甲斐犬の雑種オス)も家族には吠えないけれど言いたいことはきっとあるだろうな。「夏バテです。美味しいご飯下さい」……とかね。2016/06/30

ちはや@灯れ松明の火

103
動物は人ほどにものを言う。ただ人々が知らないだけで、彼らはよく見聞きしてはあれこれしゃべってる。ドラマ出演する猫や水族館でショーをするイルカ、人間社会でバリバリ働く彼らのプロ根性は半端ない。動物の心人知らず。飼い主に見放されたティーカッププードル、飼い主との別れが迫るセキセイインコ、ペットとして人と共に生きるものもいれば。自由を愛したシカやジャコウアゲハ、卵を産み続けるイグアナ、身に刻まれた野生を失くさないものもいる。動物と人も以心伝心。本州一周旅したロバが最後に辿り着く場所に、きっと幸せは待っている。 2016/07/11

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