出版社内容情報
表向きは他愛ないストーリーだが、実は両親の離婚を扱った日本ではまだ珍しい仕掛け絵本。SHELLYさん推薦!
内容説明
ママとパパは、もういっしょにすんでいない。だからわたしは、ママとすごすときもあるしパパとすごすときもあるの。
著者等紹介
ウォルシュ,メラニー[ウォルシュ,メラニー] [Walsh,Melanie]
1964年生まれ。英国の作家、イラストレーター
おおはまちひろ[オオハマチヒロ]
1981年生まれ。出版社勤務を経て、翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けいねこ
6
タイトルでわかるように、両親が別居してしまった女の子が、ママ、パパ、それそれの家でどう過ごしているかの絵本。彼女はどちらの家でもなんとか自分が居心地よく過ごせるよう、考え、それを受け入れてもらっている。できる限りのせいいっぱいのくふうで、幸せでいられるよう努力しているようにみえる。それができるのは、両親が、夫婦であることはやめても親であることを投げ出さなかったからだろう。別居前のこどもなら、こういうやりかたもあるということで、救われるかもしれない。なかなかこうはいかないという状況の子にはつらいかも。2022/10/15
遠い日
6
多分離婚か別居中のママとパパ。そのふたつのお家を行き来して、わたしは暮らしている。ママもパパも、さらには親戚のみんなもこの女の子をじゅうぶんに愛し、だいじに思っていることが伝わってくる。両親が別れた全ての子どもたちが、自分は愛される存在であると、こんなふうに思えるようになればいいな。2022/03/12
uran
4
離婚しても、ママとパパで子育てしていくよ。日本もこういう形が当たり前になって欲しい。2022/01/21
飴
2
離婚家庭のこどもの生活を丁寧に描いてありました。嫌な感じは一切しない本でした。思いがけず、めくり遊びの仕掛け絵本でした。気になったのは、学芸会をパパママがみにきたとき、別々の席でした。絵的に2人がとなりどおしに座って観ていてもいいのではないかなあ…。と感じたけど、そこは日本と違うのかな?やりすぎず、傷つけずで、こどもが読んでも大丈夫だとおもいました。2022/02/21
NOYUKI
1
なんだかな。切なくなる。幸せの形は、人の数だけあるのだろうけど。この子は幸せなのかな?よくわからない。この子は、恵まれているのかな?いや、そうじゃないだろう…誰に、どんな時に読むものかわからない。これは、子どもを傷つける絵本な気がする… 2022/07/30