内容説明
諸星中国伝奇連作待望の集成。遂に阿鬼編!全原画著者監修のもとテーマ別再構成・編集。フル・レストア+リ・マスタリング+最上質紙による原画の質感完全再現。新作カバー+口絵+あとがき更には本体表紙にカバー原画ノートリミング収録。
目次
犬土
妖鯉
鬼城
魔婦
花仙境
連理樹
盗娘子
邪仙
眼光娘娘
籠中児〔ほか〕
著者等紹介
諸星大二郎[モロホシダイジロウ]
1949年長野・軽井沢に生まれ、東京で育つ。1970年「COM」にて「ジュン子・恐喝」でデビュー。1974年「生物都市」で第七回手塚賞に入選し本格的な作家活動に入る。同年「少年ジャンプ」で「妖怪ハンター」を連載(後に「稗田礼二郎のフィールド・ノートより」と改題)、以後「暗黒神話」、「孔子暗黒伝」と同誌に連載、その後他誌にて「マッドメン」、「海神記」、「西遊妖猿伝」と代表作となる作品群を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナハチガル
8
時代も話もばらばらな第一巻もよかったが、キャラクター固定のこの巻もいいですね。怖い話が多いが、阿鬼のかわいさが中和剤になっている。武松が出てきて気が付いたけど、水滸伝と同時代の話なんですね。あとがきに、ページ数の関係で「話が広がりそうなアイデアは最初から切り捨てるようになってしまった」とあるのは非常に残念ではあるが、あるいは制約があったからこそ良い作品になっているのかもしれない。年代の古いものの方が絵が上手い感じがするが、気のせいだろうか。A。2021/04/04
くまこ
8
「阿鬼ちゃんって、鬼(おに)なの?」「ううん、幽霊のことを鬼(き)って言って、その鬼が見える霊感のある人が見鬼。阿鬼ちゃんは小さい見鬼って意味かしら」「おどろおどろしい、怖いお話がいっぱい?」「うん、いっぱい。かなり、ホラー。でも、阿鬼ちゃんがめちゃくちゃ可愛いし、五行先生っていう導士さまや、いろんな仙人さまが出てきて面白いよ。あれっ?ちいちゃんの後ろに、何やら血まみれの人が…」「きゃ、きゃー!?」2014/01/18
5〇5
3
あらまあ、第2集は、霊力のある少年・阿鬼(あき)と、師である道士の五行先生が遭遇するいろんな怪異譚なのねぇ。機転が利いて、かわいらしい阿鬼にハマっちゃう。2022/07/11
jansato
2
あとがきの諸星大二郎の愚痴が面白かった。担当のせいで連載を中断しちゃったのかー。2011/03/26
とし
1
始めの方の何を考えてるかわからない感じの阿鬼が好きです。2014/09/04