内容説明
中学教師の櫻井登は、妻を早くに亡くし、男手一つで娘の桃子を育て上げた。その大切な娘が、結婚を考えているという男を家に連れてきた。アルバイト暮らしで、自分の店を持ちたいと夢みたいなことを語る年下の男だ。大反対して追い返した後、二人は事故に遭ってしまう。登は二人の遺骨を携え、死者に会えるという食堂を訪れるのだが―。好評シリーズ第七作。
著者等紹介
高橋由太[タカハシユタ]
1972年千葉県生まれ。2010年、第8回「このミステリーがすごい!」大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
33
シリーズ7巻。亡くなった人に逢えるというちびねこ亭。安定の優しさに今回も癒されました。千葉にも行ってみたいなあ。2024/02/28
よっしー
32
今回もまた見事なまでに泣かされました。感情のままにぶつけてしまう言葉って、後々思い返すと酷い言葉である事が多いんですよね。ごめんと謝れたら良いのでしょうが、その環境が与えられるとは限らない…。後悔しない人付き合いって本当に難しいなと思います。にしても、両親公認っぽくなってる琴子と櫂の関係は進展するのでしょうか。そこは毎回謎のままですね(笑2024/01/15
小梅さん。
16
また、まんまと泣かされてしまった。 それを期待して読んでいると言ってもいい。 ちび以外にいろんな猫ちゃんが登場しているのも嬉しい。 猫って本当に愛おしいし、その存在自体が尊い。 琴子も、1つ前に進むことができてよかった。 櫂との仲も、だといいなぁ。2023/07/24
coco夏ko10角
15
第7弾。シリーズ進むにつれて過去作の出来事や人物とのリンクも増えてきた、今回も『キジトラ猫とぼたもち』がよかった。琴子一家、兄が亡くなったばかりなのに父が脳腫瘍に…だったけど手術がうまくいって元気になったようでよかった。最後のチューリップ畑でのことは不思議だ。2024/09/19
misalyn
14
亡くなった人にもう一度会える食堂… 幻でも幽霊でも良いから会って話がしたいっていう気持ちは分かるな このシリーズ、最後には皆んな前を向いて歩いて行こうとするから好き ちょっと癒されてちょっと勇気をもらえる👍2024/01/27
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