内容説明
航空自衛隊飛行教導群ことアグレッサーが、正体不明の航空機に襲撃された。墜落したF‐15Jパイロットの深浦と安田は、見知らぬ男たちに拘束される。彼らは独立国家樹立を目論む“ラースランド”の一員で、そこは最新兵器“クラーケン”の中だった!空域から脱出した同僚の森近らは“クラーケン”を追い詰めるが…。国籍不明の潜水艦がさまよう先にあるものとは。
著者等紹介
福田和代[フクダカズヨ]
1967年兵庫県生まれ。神戸大学卒。システム・エンジニアを経て、2007年『ヴィズ・ゼロ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
10
訓練中の自衛隊機が襲撃をうける冒頭からスリリングで、テロリストの正体や独立国家承認要求などどうなるのかハラハラした。ラスト消えた彼らがどこへ行ったのか謎のままなのが若干未消化ぎみ。2023/10/17
やまたか
2
福田和代版の沈黙の艦隊という感じ。この作者の自衛隊ものとしては「迎撃せよ」シリーズが有名だが、本作も中々面白かった。2025/04/09
samandabadra
1
航空技術ものかと思ったら、船の話の方が主だったかも、それにしても、攻殻機動隊かと思うような光学迷彩の話とか、技術の水位を凝らしたものが出てくるけれど、どうもそれは話の端っこのように思える。それよりは『箱舟』が言い表していることも、重要なテーマのように思えるが、そこはあまり踏み込んだ話にはなっていない。中途半端にも見える作品だが、それはそれ、十分成り立っていると思われ。一つだけ言うと、マイノリティの声は、マジョリティにはほとんど届かない。2024/04/07
Masuhiro Harada
1
図書館で15の表紙が目について軽く読んでみまいた。 侵略者と書いて「アグレッサー」という題もわからない。基本的にテロリズムに対する理解が薄そうな気がします。テロール教授とか読んでもらうとすっきりすると思いますが、初版2020年にしてこのテロ感覚というのは、やっぱり平和ボケ日本のミリタリーファンの面目躍如ですねwいっそエンタメに振り切って最後は15で空戦やってエンディングにして読者をワクワクさせた方がよかったと思いますw かわぐちかいじもそうだけど、有能な政治家を描くと、途端にうそっぽくなっちゃうよねw2024/03/03
Snowy
1
えーえ〜? 前に読んでたのをすっかり忘れて気が付かなかったの、初めてかも。2023/11/28