内容説明
浅草山之宿町の旅籠“雪月花”のある“せせらぎ通り”で白金の百姓が殺された。雪月花に宿泊する予定の客だった。その後も、同じ通りで続く殺人に、雪月花の女将・里緒をはじめ普段は観光客で賑わう通りの店や人々は怯える。里緒と懇意の南町奉行所定町廻り同心・山川隼人は、事件の背後に隠れている真相に辿りつけるか。「雪月花」シリーズ、思わず一気読みの第四弾。
著者等紹介
有馬美季子[アリマミキコ]
2016年、『縄のれん福寿』(祥伝社文庫)で時代小説デビュー。料理屋を切り盛りする女三代がかしましくも事件を解決していく「はないちもんめ」シリーズも好評を博す。2021年、「はないちもんめ」シリーズ、「はたご雪月花」シリーズで、第10回日本歴史時代作家協会賞、文庫書き下ろしシリーズ賞を受賞した。ほかに、「冬花の出前草紙」シリーズがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
14
「実は」で終わり?次早く読みたいじやないか2023/03/26
たんぽぽ
10
次巻から里緒の両親の死の謎に踏み込むのかな。2023/03/30
ダイアナ
6
旅籠・雪月花シリーズも第四弾。雪月花に泊まる予定だったお客が殺されたことを発端に次々と怒る殺人事件。十年前、雪月花の先代の頃からの出来事が今回の事件にも大きく関わっているようで、背表紙の「思わず一気読み」に納得。今回、雪月花のあるせせらぎ通りとよく似た近所の錦絵通りというのが出てきたが関わりなしとなった…かと思いきやラストで先代の死に関する話が次作明らかになりそうで…ますます気になるところ。2023/02/05
風鈴
2
シリーズ本の4巻目初めての作家さん。お料理、着物の描写が丁寧だ。ただ話がいまいち深みが足りなくてちょっと物足りなかったかな~江戸物だとあきない世傳やみをつくしを頭に浮かぶので髙田さんの緻密さと比較してしまう。でも推理する理緒とちょっと太めの隼人のコンビが微笑ましい。また機会があったら読んでみようかな。2023/02/10
keycoba
1
☆☆☆★2023/02/03