内容説明
労働者相手の娯楽の街・多摩川市。この地の児童相談所に勤務する松本悠一は、市の「こども家庭支援センター」の前園志穂と連携して、問題のある家庭を訪問している。一方、フィリピン人の母親を持つ海は、崩壊した家庭から逃げ出してきた那希沙とともに、倉庫街で座り込んでいた幼児を拾い、面倒をみることにするが。荒んだ街の子供たちに救いはあるのか?
著者等紹介
宇佐美まこと[ウサミマコト]
1957年愛媛県生まれ。2006年「るんびにの子供」で第1回『幽』怪談文学賞“短編部門”大賞を受賞しデビュー。’17年『愚者の毒』で第70回日本推理作家協会賞“長編及び連作短編集部門”を受賞。怪異や人間の闇に迫る作品で注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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